中谷しのぶキャスター 「改めて今日の会見の概要がこちらになります。一部抜粋でお伝えします。 斎藤知事このように発言しています。 『元県民局長が亡くなったことは大変ショック。心理的ケアの準備、本人と日程調整していた矢先だった』 『文書問題については、適切に対応してきた』 『(自身の進退について)組合の申し出は大変重く受け止め、私の責務としては職員との信頼関係の再構築。生まれかわってより良い県政を進めていくことが果たすべき役割』
プライバシーの配慮についてなんですけれども、このように言及しています。 『(百条委員会への資料提出について)私も当事者であり、どんなやりとりをしていたかは承知していないのが事実』 今回改めて明らかになっていることですが、この亡くなった元県民局長は、亡くなる1週間ほど前に百条委員会の委員長に対して『プライバシーに配慮してほしい』というふうに不安を漏らしていたんですね。それを受けて8日に百条委員会の緊急理事会で、告発文とは無関係の資料の開示要求はしないと決議したのですが、その前日(7日)に遺書を残し、元県民局長は亡くなってしまったということです。やはり告発者を守れていないという事実は、指宿さん変わらないわけですよね?」 指宿文・読売テレビ解説委員 「そうですね、内部通報制度みたいな公益通報制度というものを使わずに、ご自身は報道機関に文書を送るなどして、相当な覚悟を持って告発をしていらっしゃるんですよね。というところに対して、あまりに力の強い知事が最初の段階で『嘘八百だ』というようなことをおっしゃられたら、やっぱり大きな心のダメージを受けると思うんですね。 そこに対して、懲戒処分に至る経緯についても内部でやってるんですよね、結局。第三者機関ではなくて、パワハラの加害者とされている県知事がトップである組織の中で調査をするということは、やはり過程に大きな問題があったのではないかと思います」