橋本愛、4度目大河で3度目の主人公の妻 横浜流星演じる「蔦重」支える本屋の娘(2024年6月10日『スポーツ報知』)

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大役に気を引き締める橋本愛
 女優の橋本愛(28)が、来年のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演し、横浜流星(27)演じる主人公・蔦屋重三郎の妻・ていを演じることが9日、明らかになった。
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 森下佳子氏が脚本を手がける「べらぼう」は、18世紀半ばの江戸時代を舞台に、貸本屋を経て書籍の編集・出版業を始めることになった「蔦重」こと蔦屋重三郎の生涯を描くストーリー。橋本が演じるていは、とある市中の本屋の娘で、謹厳実直で控え目な女性。吉原で育った蔦重に最初は受け入れがたさを抱くが、本への愛という共通点を持ち、互いにひかれ合っていく。
 橋本は「どんな人物であったのか、夫とどんな関係性であったのかなど、彼女についての情報は全くといっていいほど残されていません。だからこそ、森下さんの描くていの姿を、自由に、豊かに演じられたら」と意欲。蔦重については「野心や反骨心、生命力に溢(あふ)れる人」というイメージを持っていると明かし「妻の立場として、どのような目線で見つめるのか。今はまだ未知ですが、とても楽しみ」とコメントした。
 橋本の大河出演は18年の「西郷どん」、19年の「いだてん~東京オリムピック噺~」、21年の「青天を衝け」に続き4度目。「西郷どん」では西郷隆盛鈴木亮平)の最初の妻・須賀を、「青天―」では渋沢栄一吉沢亮)の妻・千代を演じており、主人公の妻を演じるのは4年ぶり3度目となる。「これまでに参加させていただいた大河ドラマの作品はどれも宝物で、その存在、その経験が私を生かしてくれている」と語り「今回の作品も自分にとって大事なものに、そして見てくださる方々にとって愛すべき存在となるよう、少しでも尽力できたら」と力を込めた。