聴導犬の仕事、もっと知って 守山の聴覚障害者、実話をもとに絵本出版(2024年4月25日『中日新聞』)

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絵本「聴導犬ポッキー」をPRする五十嵐さん(右)と酒井さん。酒井さんに抱かれているのがポッキー
 
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訓練の実演をする五十嵐さんとパルム=大津市内で
 
 「ぼくは聴導犬のポッキー。はたらく犬なんだよ。ぼくのおしごとしっているかな。」-。聴覚障害者の五十嵐恵子さん(61)=守山市=が、一緒に住む14歳のトイプードルの聴導犬「ポッキー」との実話を絵本にした。聴導犬とは耳の不自由な人を支える犬。五十嵐さんは「聴導犬のことをもっとたくさんの人に知ってほしい」と話す。(堀尾法道)
 タイトルは「聴導犬ポッキー いつもいっしょ」。手話通訳者で手話関連の本やグッズのイラストを手がける酒井幸代さん(64)=栗東市=が絵を担当した。五十嵐さんは「聴覚障害は気付いてもらいにくい。生活の中でも不便が多い」と説明する。