東海3県は昔から産業が非常に盛んで、中心を担っていたのは男性でした。選挙戦ではこの経済的なネットワークから男性が選挙に立候補し、男性をはじめとして多くの支持を集めてきた経緯があるということです。
ここにきて女性トップが増えている理由について、河村准教授は「脱昭和」が背景にあるといいます。
岐南町などのように、最近はトップによるハラスメントが問題になっています。特に有権者は、昭和の高齢男性の『上から物を言うようなところ』に嫌悪感を持っていて、そうした中で刷新を図ることを謳って立候補する女性に支持が集まっているといいます。
また選挙の争点も、以前は経済が中心でしたが、最近は子育て・環境・福祉といった女性が関心を持つものが増えていて、例えば子育てサークルやNPO法人の代表などから女性が立候補することも珍しくないということです。