新熊本県知事 生まれつきの障がいに言及した動画が大反響 泣かせた母に謝罪 「泣いた」の声(2024年4月16日『スポーツニッポン』)

  • 木村敬熊本県知事X(@kimura_kumamoto)から
木村敬熊本県知事X(@kimura_kumamoto)から

 3月の熊本県知事選で初当選した木村敬新知事(49)が16日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自身の生まれつきの障がいについて投稿し、大きな反響を呼んでいる。

 木村氏は4期16年を務めて15日に退任した蒲島知事の後任。今年1月まで副知事を務め、選挙で当選。16日に初登庁した。

 生まれつき左手から先がない障がいを持っていることについて、投稿で「6歳の頃だったでしょうか、母に向かって『こんな手で産まれてこなければよかった』と言ってしまい母を一晩泣かせたことがありました。それ以来46年間いつか謝罪したいと思っていました。3月24日母に『ごめんなさい』と言うことができたのは応援していただいた皆さんのおかげです。本当にありがとう」とつづり、当選時の動画もアップ。動画では「今回の選挙戦、実は一番私の売りはむしろこの左手でした」と決してハンデではなかったと述べていた。

 知事はかねてからYouTubeなどでも自身の幼少期について語っており、母親のお腹の中にいた時、へその緒が手首に絡まったことで手首から先が形成されなかったと説明。「生まれつきのハンディキャップです」と明かしていた。

 Xの投稿は70万件以上の表示回数をマーク。フォロワーからは「こう思うことが出来る人に上に立ってほしい」「泣いた」「涙無しでは見れません」「胸に抱え込んで苦しかったですね。やっということができてよかったですね。すごい勇気だと思います」などとコメントが寄せられた。