農林水産省が9日公表した今月3日~5日の主要な野菜小売価格の全国平均は、調査対象となっている8品目のうち7品目で平年より高くなっています。
特に、レタスが平年より58%、キャベツは平年より36%高くなっていて、この2つは前の週に比べても20%以上高い状態です。
また、ねぎ、トマト、にんじんも平年に比べて20%以上、たまねぎは平年に比べて18%高くなりました。
この調査は、小売価格の動向を迅速に把握するため、週1回、各都道府県につき10店舗で専門の調査員が訪問調査し、翌週に全国平均として公表されていて、前回の調査までは、対象になっていたはくさいは3月最終週の時点で平年の2倍以上の小売価格となっていました。
野菜の卸売価格の今後の見通しについては、はくさい、キャベツ、レタス、にんじん、たまねぎの5品目は、寒さによる生育の遅れや天候不良などで出荷量が平年を下回る見込みで今月前半は高値で推移する一方、今月後半には気温の上昇に伴って生育が回復し、平年並みの価格に落ち着くとしています。