横浜市の機械メーカー「大川原化工機」の社長らが警視庁公安部に逮捕された、えん罪事件をめぐり、メーカー側がきょう当時の捜査員を追加で刑事告発することが関係者への取材でわかりました。
「大川原化工機」の社長らは、生物化学兵器に転用できる噴霧乾燥機を不正輸出したとして2020年に逮捕・起訴され、その後、東京地検に起訴を取り消されました。 この事件をめぐり、
「大川原化工機」側がきょう、捜査当時の捜査員とその上司が噴霧乾燥機の温度実験について、不利になる一部のデータを除外し、うその報告書を作成したとして警視庁・捜査二課に告発状を提出することが関係者への取材でわかりました。
メーカー側は先月25日にも公安部の捜査員が調書を故意に破棄したうえで、報告書に「破棄したのは過失だった」とうその記載をしたとして、警視庁・捜査二課に告発状を提出し、受理されています。