春は陽気に合わせて明るい色が着たくなる季節。そこで、皇后雅子さまの春ファッションをチェック。お気に入りのロイヤルブルーをはじめ、ブルーを取り入れた爽やかな春ファッションを振り返ります。 【写真】皇后雅子さま、爽やかな春のブルー系ファッションをもっと見る。他、雅子さまのピンクの甘辛ファッションについても一挙紹介
スーツの白の切り替えを小物にもリンクさせたツートーンコーデ
1994年5月、第24回戦没殉職船員追悼式にご出席の雅子さまは、白の切り替えデザインがポイントのネイビーのセットアップをお召しでした。 追悼式というTPOに合わせ、ネイビーや黒といったシックな色でそろえられた雅子さま。セットアップはフロントの真ん中が白に切り替わったデザインになっていて、知的で清楚な雰囲気です。帽子もアクセサリーも白を選ばれ、シックなネイビーでも春らしさもほどよく感じられ、またツヤ感のある黒のパンプスを合わせることで上品さも増しています。
白のレースインナーで涼やか&ドレッシーに
1998年3月、スカラップ(帆立貝)を思わせる波形がポイントの上着とタイトスカートがすっきりとした印象のスーツ。当時住まわれていた東宮仮御所でスペインのフェリペ皇太子(当時)をお出迎え。 レースの立ち襟のインナーが春らしさ満点の爽やかコーデ。お気に入りのロイヤルブルーのセットアップに、襟のないブラウスを合わせることで、特徴的なスカラップデザインがより際立ちます。かっちりとしたロイヤルブルーに、透け感のあるレースのインナーを合わせることで、抜け感がプラスされ、軽やかで春らしいムードにまとまっています。
クールなロイヤルブルーのパンツのセットアップにはブローチやカチューシャで柔らかさを
1998年3月、スペイン・フェリペ皇太子(当時)来日歓迎の際は、お気に入りカラーのロイヤルブルーのパンツのセットアップをチョイス。 鮮やかなロイヤルブルーのセットアップは、パンツスタイルでスタイリッシュな雰囲気。辛口なパンツスーツには、あえて黒小物を合わせることで、よりシャープでクールな印象にまとまっています。そこに、女性らしいモチーフのブローチやカチューシャが加わることで、ほんのりフェミニンな雰囲気も漂い、絶妙な甘辛バランスが成立。
スタンドカラーのシャツとハットでほどよい甘辛バランスに
1999年3月、運輸省航海訓練所の練習船の進水式にお出まし。このときも1年前と同じくお気に入りのロイヤルブルーのセットアップでした。 このときはレースのインナーではなく、スタンドカラーのシャツブラウスを組み合わされてよりカチッとした印象。そこに、フロントにリボンが付いたハットをかぶることで、女性らしさをプラスしていました。
白のセットアップにネイビーを効かせてキリッと凛としたたたずまいに
2005年5月、ノルウェーへ向かう天皇皇后両陛下(当時)を、空港でお見送りする雅子さま。メインは白のセットアップですが、ネイビーを差し色にしたさわやか配色でした。 雅子さまは、白のセットアップに、ネイビーのハイネックのトップスを合わせられるというスタイリッシュなコーディネート。帽子のリボンやバッグ、靴のネイビーがキリッと知的なムードを漂わせます。ジャケットは、ラペルと袖口に小粒のパールが施された甘めテイストながら、ネイビーを効かせることで凛とした高貴なたたずまいです。
ペールブルーのセットアップにモノトーン小物でスタイリッシュに
2005年5月、ノルウェーから帰国された天皇皇后両陛下(当時)をお迎えに空港へ向かわれた際は、スタンドカラーがスタイリッシュなペールブルーのスーツをお召しになった雅子さま。 澄んだ春の空を思わせる明るい水色のスーツは、スタンドカラーデザインが知的な印象を与えます。帽子やグローブ、パールのイヤリングなど顔周りに白を配することで、表情が明るく、爽やかな雰囲気に。靴とバッグは締め色の黒にすることで、引き締まって大人っぽい雰囲気に、また顔周りの明るさが際立っています。
ロイヤルブルーのセットアップは“カシュクール”がポイント
2022年4月、「日本国際賞」の授賞式に出席された雅子さまは、ロイヤルブルーのセットアップをお召しでした。 カシュクールとは、胸元で左右に折り重なる、着物のようなデザインのこと。胸元やウエストを、ひもやリボン、ボタンなどで留めることが多く、女性らしいシルエットが特徴です。 カシュクールデザインにリボン、スカートと全体的に甘めのセットアップ。そこに、黒のバッグや靴を合わせることで、キリッと全体が引き締まります。さらに、アクセサリーは、トップにモチーフのついた3連パールのネックレス。存在感のあるネックレスをつけることで、目線が上に行き、スタイルアップも叶います。耳元にもパールのイヤリングをお召しになり、華やかさを底上げ。パールの白と光沢感が、顔色も明るく見せています。
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