両陛下の頭がぶつかり合い“ごっつんこ”
2023年4月に栃木県高根沢町の御料牧場に滞在された天皇ご一家。2019年8月の那須御用邸への滞在以来、約4年ぶりとなるご静養で、ほほえましいシーンが見られました。 ご散策中、天皇陛下が指された桜を見ようとした雅子さま。顔を寄せ、陛下と頭がぶつかるハプニングが。このとき、雅子さまが「ごっつんこ」とおっしゃり、愛子さまと共に笑顔を見せられました。普段のご家族の様子がうかがえる印象的なやりとりでした。
2023年6月17日から23日まで、インドネシアを訪問された天皇皇后両陛下。21年ぶりとなる両陛下揃っての外国親善訪問でも、笑顔を見せられた雅子さま。 20日、首都ジャカルタにあるダルマ・プルサダ大学で日本語を学ぶ学生らと懇談された際の一場面。日本のアニメ「NARUTO(ナルト)」が好きだという学生に対し、天皇陛下は「私は徳仁(なるひと)です。特に関係はないんですけど」とご返答。思いがけない天皇陛下の冗談に周囲も雅子さまもドッと笑いが起こったそうです。 天皇陛下はジョークがお好きで、2019年8月のご静養の際にも、栃木県の那須塩原駅で出迎えた市民との交流中に、ポケットからハンカチを取り出し、「ハンカチ王子」とつぶやき、周りを笑わせたというエピソードもあります。その場の雰囲気を和やかにされるジョークから、天皇陛下のお人柄が伝わります。
愛子さまからのプロポーズ再現のリクエスト
そんな天皇陛下の人を笑顔にさせるお人柄は愛子さまにも受け継がれています。2023年5月30日、陛下の即位5年と両陛下の結婚30年を記念した特別展をご鑑賞された天皇ご一家。 ご成婚パレードで使われたロールス・ロイスのオープンカーやご婚約内定の記者会見で雅子さまが着られていたレモンイエローのワンピースなど、写真と共に両陛下ゆかりのお品が100点展示され、両陛下の思い出の品を前に愛子さまが陛下に「(プロポーズの言葉を)再現してみて」とリクエスト。
天皇陛下は“苦笑い”され、ご一家は和やかなご様子だったそうです。 愛子さまが生後すぐに着用した産着「御初召」も展示されていて、愛子さまが「初めて見ました」と話されたあと「あ、初めてじゃないですね」とご自身で訂正される微笑ましい場面もありました。
また、愛子さまが高校卒業時の写真を見ながら「この日は前髪を切りすぎちゃったのよね」と言い、雅子さまが「自分で切ったのね」と応え、当時を楽しそうに懐かしまれたそうです。ご両親から受け継がれたユーモアセンスも、愛子さまが愛される理由の一つと言えそうです。 コロナ禍が落ち着き、昨年は笑顔をたくさん見せられたご一家。天皇陛下が64歳となり、今年はご一家でどんなシーンを見せられるでしょうか。