昨年末にステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が6日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に生出演。「闘いながら死んでいこうという気持ち」で書き上げ、7日に刊行される新著「書いてはいけない――日本経済墜落の真相」(三五館シンシャ)がアマゾン総合ランキングでトップになったことを明かした。
【写真】「だいぶやせた」という森永卓郎氏(右)と息子で経済アナリスト・森永康平氏
森永氏は昨年12月に「膵臓(すいぞう)がん」のステージ4と診断を受け、その後、詳細な検査で「原発不明がん」とされた。現在はがん免疫治療薬「オプジーボ」による治療を受けている。
「書いてはいけない…」は、体調が悪化している時期に、ICレコーダーに吹き込んだ原稿を息子に書き起こしてもらい完成。「旧ジャニーズ事務所の性加害問題」「財務省の財政緊縮主義」「日本航空123便墜落事件」について取り上げている。 この日、スタジオ生出演した森永氏は、「アマゾン総合ランキングでなんとトップになりました、発売前に」と報告。これまでの著書では、「財務真理教」の2位で、「トップは初めの経験」と声をはずませていた。
~日本経済崩壊の真実~
‥2023年12月、私はすいがんがんステージ4の告知を受けました。告知の瞬間、私は、何かを食べたいとか、
どこかに行きたいとか、そんなことは微塵も考えなかった。 なんとか
自分の命のあるうちにこの本を完成させて世に問いたい。 そのことだけを考えた
。
その意味で本書は、私の40年相応の研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。