誤認逮捕された男性が胸中を語る”テキトーな捜査”(2024年2月21日『九州朝日放送』)

 

 



アリバイがあるにもかかわらず、公然わいせつの疑いで福岡県警が誤って逮捕し、その後、釈放された男性がきのうKBCの取材に応じ、胸の内を語りました。

「どれだけテキトーな捜査をしているのって感じですよね」

警察によりますと、今月11日、北九州市小倉南区のショッピングモール内で、「下半身を露出している人がいる」と警備員から通報がありました。

警察は、防犯カメラの映像などをもとに、17日午前6時すぎに北九州市に住む40代の男性を公然わいせつの疑いで逮捕しました。

しかし男性は当時、事件現場とは別の場所にいたことが分かり、アリバイも証明されたため警察は逮捕からおよそ9時間後に男性を釈放し、謝罪したということです。

「『自分は間違いなくそこ(事件現場)にはいない』と言うんですけど、(警察官は)『関係ないから。100%あなたがやっているから』と言って連れて行かれた」

「謝罪もくそもあったもんじゃない」警察は、男性のアリバイを確認することなく逮捕していて、

「スピード感を持って捜査する必要があった」「再発防止に努めたい」などとコメントしています。