関係者によると、両陛下は、東京・羽田空港から特別機で石川県輪島市の能登空港に向けて出発。その後、自衛隊のヘリコプターに乗り継いで上空から被災地の状況を視察される。
大規模な火災が起きた輪島市の「朝市通り」周辺や、津波被害を受けた珠洲市など、能登半島沿岸部をヘリで広範囲に視察した後、車に乗り換えて輪島市などの避難所を訪れ、被災者らと懇談される方向だ。
側近によると、両陛下は被害の深刻さや被災者の置かれた状況に心を痛めており、現地でのお見舞いを望む一方、災害対応の支障になってはならないと考えられている。宮内庁は地元自治体の復旧・復興状況を注視しながら、県側と調整を進めている。