自治体議会のジェンダーギャップ解消が課題となる中、「議会は女性を求めている」と題したパネルディスカッションが、愛媛県松山市三番町6丁目のコムズであった。県内4市町の女性議員が立候補を決断した思いや議員活動のエピソードなどを語り、女性が議会に進出する意義を考えた。
パネリストは、塩川まゆみ(54)=内子町、槙野洋子(53)=宇和島市、田中エリナ(39)=松山市、少林法子(66)=愛南町=の4氏で、いずれも現在1期目。
イベントは、コムズフェスティバルの市民企画分科会として、「議会に女性をおくる会」が開催。市民ら約50人が参加した。
【県内の女性地方議員の現状】県議会と20市町の議会には現在58人の女性議員がおり、全定数に占める割合は13・6%。総務省が2022年末時点でまとめた全国の地方議員の女性割合は定数比で15・2%。県内で女性が最も多いのは松山市議会で11人。ゼロは伊方と松野の2町。1人は四国中央、伊予、上島、内子、鬼北の5市町。