「前屈」「雑巾がけ」できない…子どもの運動機能に異変「子どもロコモ」とは? 原因は「姿勢の悪さ」や「運動不足」に(2024年2月20日)

腕をまっすぐ上にあげることができるか。

前屈をして指が楽に床につくか。

1つでも当てはまると、「子どもロコモ」の疑いがあり、埼玉県で行われた調査では、1つでも当てはまった子どもが4割を超えたという結果もあります。

実際に、子どもたちにやってもらいました。

協力してくれたのは、小学2年生の5人。

コロナ禍では幼稚園で、自由な遊びが制限された世代です。

まずは、片足立ちです。

おっとっと。ふらふらしてしまう子も。

次に、しゃがみ込み。しっかり下まで腰を落とすことができない子も。

また、バンザイをすると、腕がまっすぐ上がらなかったりする様子が確認できます。

そして、前屈では、手がまったく届かない子もいました。

ではどうすれば、改善できるのか。

その方法のひとつが、「子どもロコモ体操」です。

意識するポイントは、肩甲骨、股関節、足の指の3つです。

まずは手を頭の後ろで組み、足を肩幅に開きます。息を吸いながら腕を後ろへ、息を吐きながら前に戻し、肩甲骨を動かします。

続いて、大きく伸びの運動。背伸びをして身体を大きく前に倒します。背中が丸まらないように気を付けましょう。

そして、スクワット。手を前に突き出し、肩甲骨を伸ばすようにして腰を下ろします。この時、足の親指が浮かないよう注意が必要です。

全国ストップ・ザ・ロコモ協議会 林承弘 理事長
「数分でもいいですから毎日必ず行うこと、それを継続するってのはものすごい大事だと思ってます」

親子で簡単に取り組める「子どもロコモ体操」。

毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

山陰放送