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来春から筑波大学に通われる予定の秋篠宮家の長男・悠仁さま。一足先に咲いた“サクラ”の報告に、同大学に通う学生らはもちろん、近隣住民たちも歓迎ムード一色だ。悠仁さまはこの春からどのようなキャンパスライフを送ることになるのだろうか。
前編記事『悠仁さま「筑波大合格」で歓迎ムード盛り上がる中…学生やOBたちが明かした「本音」』につづき、現役生たちに話を聞いた。
多くの学生が大学近くで一人暮らし
12月11日、秋篠宮家の長男・悠仁さまが筑波大学の推薦入試に合格したと発表された。今のところ、お住まいの赤坂御用地から車で通学するというが、東京の港区から筑波大のある茨城県つくば市まで片道およそ70キロ。1時間半~2時間ほどかかる。
大学生活に慣れ、授業や研究が忙しくなれば、「学校の近くで一人暮らしをする」という選択肢も検討されるのではないだろうか。
「筑波大の学生は大学の近隣で暮らすことが多く、学生同士の交流が活発です。サークル活動や飲み会もあるでしょう。ですが、東京まで帰宅するとなると、遅くまでは参加できません。
理系の学部だと年次が上がると実験なども増えてくるため、大学の近くに住んだほうがいいんです。天皇陛下もイギリス留学された際はおひとりで生活されていました。そうした生活を通じて国民の生活を身近に感じることができるようになると思うんですよね。そういう意味でも、私個人としても筑波大への進学はよかったと考えています」(前出の河西准教授)
18歳で親元を離れて、ご自身の力で生活しながら4年間を過ごすことになれば、これは今までの皇族にはなかった新たな試みになる。いずれ天皇になる悠仁さまにとっても、皇室全体にとっても、大いに意義のある挑戦になるだろう。
もし、悠仁さまが寮で生活することになったらどのような暮らしになるだろうか。文系の大学院に所属する彰さん(仮名)が説明する。
「筑波大の宿舎には寮母さんはいません。アパートのようなものと考えてください。食事の提供はないので、学食で食べたり、コンビニで買ってきたり、共用のキッチンで自炊もしています。宿舎では学生同士の仲もとても深まります。
ただ、宿舎によって建築年数は異なり、古い建物もあります。周辺にゴミが多く放置されていたりして、衛生環境があまりよくないところもあります」
学生宿舎の個室は月1万5000円~
一般的な学生宿舎の個室の広さは約10で、机といす、ベッドが備え付けられている。専用の洗面台がある棟もあり、月々の費用は1万5380円~だ。
また、室内の広さが16あり、ベッドや机に加えて整理ダンスや棚、専用のミニキッチンとユニットバスなどが備え付けられたタイプの宿舎もある。こちらは月3万1170円となる。
さらにシェアハウスのように、5人で1つのユニットを共有するタイプの宿舎もある。
親元を離れて学生生活を送るとなれば「食」が大切になるが、そのあたりの事情はどうか。
「学食のほか、コンビニもあるので、食べるものに困ることはないと思いますよ。大学近くには居酒屋や飲食店もたくさんあります。人気なのは『粉とクリーム』という、パンとパスタのお店です。学食もその日ごとでメニューが変わるので、飽きずにいろいろ楽しめますよ。悠仁さまの所属する生物学類の建物から学食は近いです」
そう話すのは、悠仁さまと同じ生物学類に所属する大学院生の沙織さん(仮名)。
飲み会も友人宅にお酒を持ち寄ったり、大学近くの居酒屋で行われることが多いという。飲み放題で3000円前後の手軽な価格設定の店も多く、学生のお財布事情には優しい環境だ。
「ベンチでお酒を飲んでいる学生を見かけることはありますが、騒いだりする人はいませんね。キャンパス内には桜もあるので、お花見をすることもあります」(前出の彰さん)
サークルは卓球?バドミントン?それとも…
大学生活の醍醐味といえば、サークル活動もあげられる。中学では卓球部、高校でバドミントン部に所属していた悠仁さまも何らかのサークルに参加する可能性がある。
「バドミントンサークルは3~4つほどあるので選ぶこともできます。生物学類の学生が多く入っているのは『野生動物研究会』ですかね。フィールドワークに行ったりして楽しそうですよ。自分の研究もしながら興味のあることもできる魅力的なサークルだな、と思います」(前出の沙織さん)
最先端の設備と優秀な教員たちばかりではなく、学生たちは自然豊かなキャンバスでのびのびと日々を楽しんでいる。かけがえのない時間を過ごすためにも筑波大、もしくはその周辺で一人暮らしをすることで得られるメリットは大きいようだ。
「『ウチのサークルに入ってくれないかな』とか『飲み会に誘ってみようかな』なんて話も聞きますね。筑波大学は飲み会や学生同士のコミュニティが盛んですから、もしよろしければそうした場にいらっしゃってほしいですね。筑波大生は未成年飲酒や飲酒を強要するようなこともなく、なごやかな雰囲気ですので安心してください」(前出の彰さん)
クラス、研究室、サークルなどで多くの人と知り合う中で、将来の伴侶となるお相手と出会う可能性もある。気になる筑波大生の恋愛事情についても尋ねてみた。
半同棲状態になる学生も
「アルバイト先でも筑波生が多いですし、出会いがないという理由で筑波生同士で付き合っているケースはめちゃくちゃ多いですよ。彼氏が友達の友達だった、サークルの友達の彼女と授業が一緒、なんてことはざらにあることです」
デート先としても最も多いのが「お互いの家」なのだという。
「一人暮らしの学生が多いので、お互いの家を行き来して半同棲状態になる学生は少なくありません」(前出の沙織さん)
「ただし、小室圭さんの前例があるので、未来のお妃候補になる可能性がある女性ともなれば、秋篠宮家は非常に慎重にはなると思います。たとえ交際相手ができたとしても、一般学生と同じことをするのは難しいのではないでしょうか」(前出の河西准教授、以下「」も)
「SPも悠仁さまの恋路を邪魔することはなく、あたたかく見守るでしょうが、そうした状況は週刊誌などで報道されるでしょうし、ご両親に報告があるかとは思われます。そういう意味では悠仁さまには窮屈だと思われます」
青春を謳歌して
悠仁さまの合格を喜ぶのは日本人学生ばかりではない。“日本のインペリアルファミリーの一員と同じ大学に通る”と喜ぶ留学生も多いという。
筑波大は留学生の受け入れが国内大学の中で9位、海外の研究者も多い。人種、民族、宗教を超えてさまざまな文化や考え方に触れることは未来の天皇にとって、非常に貴重な機会となるだろう。
「悠仁さまはどちらかというと落ち着いていらっしゃるように見えます。地道に4年間を過ごされることになるでしょう。大学生活を謳歌されるなら、わざわざ東京から通わず、筑波で4年間を過ごしたほうがいいように思うんですよね。下宿をすれば全国から来た学生たちと密に交流ができる時間も増えるはずです。
それに筑波大は遊ぶ場所も限られているので都心よりも誘惑が少ない大学でもあるんです。なので集中して勉強や研究に没頭できるかな」
筑波大での4年間は、悠仁さまが唯一自由に過ごせる時間になるかもしれない。
「飲み会でもカラオケでも、勉学以外の時間も自由にお過ごしいただき、楽しんでもらいたいです。秋篠宮家の長男だから、皇族だから、ではなく、自然体で過ごせる環境の大学だと思うんです。生物学類の学生たちもみんな研究熱心ですし、コミュニケーション能力も高いです。ご両親も心配されているかもしれませんが、安心して見守っていただきたいですね。
前出の有紗さんも沙織さんも、筑波大での学生生活を心から楽しんでいる印象を受けた。
「東京のほかの大学に比べて筑波大はゆったりとしています。自然も豊かなので触れ合う機会も多い。学内には植物園もありますし、生物を学ぶ学生としてはワクワクすることがたくさんあると思いますよ」(前出の沙織さん)
筑波大を愛する同級生や先輩とともに過ごす4年間は充実したものになるだろう。少し早めに咲いたサクラ、悠仁さまの新しい挑戦の幕が上がろうとしている。