悠仁さまは幼少期から自然や生物に強い関心を持ち、昨年11月には国立科学博物館の研究者・清拓哉氏と共同で、学術論文「赤坂御用地のトンボ相─多様な環境と人の手による維持管理─」を発表されている。研究をより深めるために、生命環境学群・生物学類という進学先を選択したと思われる。
「今回の推薦入試では、現在通われている筑波大附属高校の学校推薦に基づく書類審査もありました。さらに小論文試験、個人面接を経て、合格が発表されたようです。筑波大が公表した合格者の受験番号から、倍率は3倍程度だったと予想されます」(全国紙記者)
セキュリティ面で課題も
男性皇族が学習院大学以外に進学するのは、戦後初めてのこと。そのため心配の声も寄せられている。
「学習院大学は皇族の受け入れに慣れており、セキュリティなどのノウハウを持っていますが、筑波大はそうではありません。また、トイレなど一部設備の老朽化も進んでいるようです。しかし最も懸念されている点は、通学時間でしょう」(前出・全国紙記者)
一般的に文系学部にくらべて理系学部は実験などで多忙になりやすいため、ネット上で〈理系の学生が往復何時間もかけて通学は無理〉や〈理系の実験は時間通りに終わりません〉、〈実験とか研究とか論文執筆とか夜遅くなるじゃん〉などと心配されており、〈大学の近くに住むのが現実的〉とみる声もある。
大規模なリニューアル事業の計画も立ち上がり…
いきなり大きな壁に直面した悠仁さまの通学問題。そんななか、筑波大で学生宿舎(寮)の改修工事がほぼ完了しているというのは朗報かもしれない。教育系ライターが解説する。
「学生宿舎が狭く古く、学生たちの間で“独房”とネタにされていたのは、もはや昔の話です。2002年頃から工事が進められ、全60棟のうち8割以上が改修済みです。
オートロック付きとはいえ、セキュリティの面では課題があるでしょうが、学生宿舎に入ることで時間を気にせず勉強に打ち込み、ご学友と交流を深めるというのも選択肢のひとつかもしれません」(教育系ライター)
筑波大の学生宿舎においては、大規模なリニューアル事業の計画も立ち上がっている。
「現在は4地区に分散して学生宿舎が建てられていますが、それらを集約し、全面的に建て替える計画があります。宿舎費が高くなるということで、学生から反対の声も上がっていますが、〈共同トイレがなくなるのでは〉といった期待もかけられています」(前出・教育系ライター)
筑波大学の施設部・施設企画課に問い合わせたところ、以下のような回答だった。
「過去の改修工事は、居住性の向上を目的とした化粧直しであり、リニューアル事業は、人材育成などの促進を目的として実施されるものです。現在は、基本計画の策定中です」(筑波大学の担当者)
「現段階でお答えできることはございません」(筑波大学の担当者)