<政治まんが>「探しながら運転も危ないかも」 佐藤正明 傑作選「一笑両断2」販売中(2024年11月3日『東京新聞』)

 
「探しながら運転も危ないかも」 佐藤正明

「探しながら運転も危ないかも」 佐藤正明

 東京新聞では、基本的に毎週水曜日と日曜日の朝刊で、日本漫画家協会賞を受賞した漫画家・佐藤正明さんの政治まんがを掲載しています。国内外の政治の現状を鋭く、かつユーモアたっぷりに切り取った本紙の名物コーナー。傑作選「一笑両断2」の発売を機に、東京新聞Webにも、政治まんがを掲載します。

◆佐藤正明「一笑両断2 まんがで斬る政治」新発売

 上向いているのは物価だけ!
 下り坂ばかりの岸田内閣3年の迷走を笑い飛ばす傑作まんが
 2021年に出版し、人気を博した『一笑両断』の第2弾は、東京オリンピック前後から2024年7月までの連載政治まんがから約100点を選りすぐり、東京新聞元編集局長の金井辰樹による解説を加えました。
 今作は、菅義偉政権の終焉から自民党総裁選を経て、岸田文雄首相が誕生するところから開幕。ウクライナ戦争を始めとする外交や旧統一教会問題に翻弄された2022年、物価高に国民が悲鳴を上げ「増税メガネ」の異名がついた2023年、裏金問題で国民からの信頼が地に落ちた2024年を活写しています。
 巻末には、歴代首相の似顔絵と採点表を掲載。佐藤正明さんが本紙で連載を始めた時の首相である中曽根康弘氏から岸田文雄氏までの21人(安倍晋三元首相は2回登場)について、佐藤さんが寸評しています。
 
 佐藤正明(さとう・まさあき) 1949年、愛知県名古屋市生まれ。南山大学国語学部卒。デザインプロダクション勤務後フリーとなり、イラストや漫画を手がける。85年「中日マンガ大賞」大賞受賞、87年「読売国際漫画大賞」金賞受賞などを契機に、本格的に風刺漫画を描くようになり、現在、中日新聞東京新聞西日本新聞に連載を持つ。2020年、「日本漫画家協会賞」カーツーン部門で大賞を受賞。著書に『あまり癒やされない心の詩』『なごや弁』(いずれも風媒社)、『一笑両断 まんがで斬る政治』『まんがでわかるだましの手口 悪質商法4コマ事例集』(いずれも東京新聞)。
 
 金井辰樹(かない・たつき) 1963年、愛知県豊橋市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。中日新聞社に入社後、東京新聞中日新聞東京本社)浦和支局、政治部(官邸、政党担当)を経て99年からワシントン特派員として米中枢同時テロ、米大統領選などを取材。2013年に政治部長、22年に東京新聞編集局長、24年から中日新聞社取締役。著書に『マニフェスト 新しい政治の潮流』(光文社新書)など。
「一笑両断2 まんがで斬る政治」
1540円(本体:1400円+税10%)
A5判 並製 128ページ オールカラー
9784808311032
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