県警本部長が被害者遺族に謝罪 袴田さんの再審無罪確定受け 静岡県警(2024年10月17日『時事通信』)

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 静岡県警の津田隆好本部長は17日の定例記者会見で、1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審無罪が確定したことを受け、11日に被害者遺族の男性に対し、長期にわたり心労を掛けていることや、事件の真相を解明できなかったことについて謝罪したと明らかにした。

津田隆好本部長
 男性からは、無罪判決の確定を受け、インターネットの掲示板などでの誹謗(ひぼう)中傷がさらに増えることへの懸念が示され、「名誉毀損(きそん)などに当たる投稿があった場合には厳正に対処する」と応じたという。
 津田本部長は、袴田さんに直接謝罪する意向を表明しており、会見では「(謝罪は)可能な限り早くやりたい」とした一方、日程などの具体的な調整については「検討中」と述べるにとどめた。