アメリカン大学核問題研究所長のピーター・カズニック教授=2016年5月、ワシントン
米
シンクタンク「軍備管理協会」のダリル・キンボル事務局長=2016年5月、ワシントン
広島と関わりが深い
アメリカン大学核問題研究所長のピーター・カズニック教授は
時事通信の取材に「被団協は『世界の良心』であり続けている」と称賛した。
カズニック氏は平和賞に被団協を推薦してきたと明かした上で、「
被爆者が生きているうちにこの賞を授与する緊急性があった」と強調した。ただ、既に
被爆者の多くが他界したのは「ほろ苦い」と語った。
米
シンクタンク「軍備管理協会」のダリル・キンボル事務局長も声明で「世界の核
保有国、そして日本を含む
核抑止論に賛同する国々の指導者は、
被爆者の体験に耳を傾け、
核兵器廃絶に向けたメッセージを再確認し、被団協の受賞を祝福すべきだ」と呼び掛けた。「主要な核
保有国はおしなべて、巨額を費やして
核兵器の近代化を図っている」とも嘆いた。