石破内閣支持率46%、不支持率は37% 毎日新聞世論調査(2024年10月3日『毎日新聞』)

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記者会見する石破茂首相=首相官邸で2024年10月1日午後9時29分、前田梨里子撮影
 毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。内閣支持率は46%、不支持率は37%だった。
 石破内閣は1日に発足した。石破茂首相は記者会見で「私が大切にしてきたのは、国民の皆様方の納得と共感だ。謙虚で誠実で、温かい政治を行っていく」と述べ、「この内閣は『納得と共感内閣』だ」と命名している。

石破内閣の顔ぶれ「評価する」14% 毎日新聞世論調査
 
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記念撮影に臨む石破茂首相(最前列中央)と閣僚たち=首相官邸で2024年10月1日午後10時29分、前田梨里子撮影
 毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施し、石破内閣の顔ぶれを評価するか尋ねたところ、「評価する」は14%にとどまり、「評価しない」(41%)を大きく下回った。一方で「わからない」が45%に上り、最多だった。
 
 石破内閣は1日に発足した。石破茂首相は、自民党総裁選で争った加藤勝信官房長官財務相に起用し、林芳正官房長官を続投させた。また、三原じゅん子元副厚生労働相をこども政策担当相に充てるなど初入閣は13人となった。女性は2人。

高市氏の今後「期待」は43%、「期待しない」上回る 毎日世論調査
 
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自民党総裁選を終えて取材に応じる高市早苗経済安全保障担当相=東京都千代田区で2024年9月27日、藤井達也撮影
 毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。自民党総裁選の決選投票で、石破茂首相に敗れた高市早苗前経済安全保障担当相の今後の政治活動に期待するか尋ねたところ、「期待する」が43%で、「期待しない」(38%)を上回った。「わからない」も19%あった。
 高市氏は自民党総裁選に出馬し、1回目の投票で181票(国会議員票72票、党員票109票)を獲得しトップ。154票(同46票、108票)を獲得した石破茂氏とともに決選投票に進出した。しかし、決選投票では、高市氏の獲得票は194票(同173票、21票)で、215票(国会議員票189票、都道府県票26票)の石破氏を下回り、逆転で敗れた。

衆院選は「もっと論戦交わしてから」46% 毎日新聞世論調査
 
 毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。衆院選が27日(投開票)に実施されることについて尋ねたところ、「もっと国会で論戦を交わしたうえで選挙をすべきだ」が46%で最も多く、「妥当だ」(21%)「年内に選挙をする必要はない」(10%)を大きく上回った。「わからない」も22%あった。
 石破茂首相の就任は1日。就任26日後の投開票は戦後最短。首相は就任前の9月30日の記者会見で、「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ」と述べ、衆院選を27日に実施すると表明した。その一方で、「国民の皆様に判断いただける材料をきちんと整える努力は続けていく」とも語った。
 
 調査は、スマートフォンを対象とした調査方式「dサーベイ」で実施した。NTTドコモのdポイントクラブ会員を対象としたアンケートサービスを使用し、全国の18歳以上約7000万人から調査対象者を無作為に抽出。2061人から有効回答を得た。【野原大輔】