毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施し、石破内閣の顔ぶれを評価するか尋ねたところ、「評価する」は14%にとどまり、「評価しない」(41%)を大きく下回った。一方で「わからない」が45%に上り、最多だった。
石破内閣は1日に発足した。石破茂首相は、自民党総裁選で争った加藤勝信元官房長官を財務相に起用し、林芳正官房長官を続投させた。また、三原じゅん子元副厚生労働相をこども政策担当相に充てるなど初入閣は13人となった。女性は2人。
毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。自民党総裁選の決選投票で、石破茂首相に敗れた高市早苗前経済安全保障担当相の今後の政治活動に期待するか尋ねたところ、「期待する」が43%で、「期待しない」(38%)を上回った。「わからない」も19%あった。
高市氏は自民党総裁選に出馬し、1回目の投票で181票(国会議員票72票、党員票109票)を獲得しトップ。154票(同46票、108票)を獲得した石破茂氏とともに決選投票に進出した。しかし、決選投票では、高市氏の獲得票は194票(同173票、21票)で、215票(国会議員票189票、都道府県票26票)の石破氏を下回り、逆転で敗れた。
毎日新聞と社会調査研究センターは3日、石破内閣発足を受けた緊急の全国世論調査を実施した。衆院選が27日(投開票)に実施されることについて尋ねたところ、「もっと国会で論戦を交わしたうえで選挙をすべきだ」が46%で最も多く、「妥当だ」(21%)「年内に選挙をする必要はない」(10%)を大きく上回った。「わからない」も22%あった。
石破茂首相の就任は1日。就任26日後の投開票は戦後最短。首相は就任前の9月30日の記者会見で、「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ」と述べ、衆院選を27日に実施すると表明した。その一方で、「国民の皆様に判断いただける材料をきちんと整える努力は続けていく」とも語った。