◆全国の支持者から寄付を集めた高市氏
個人からの寄付が最も多かったのは、高市早苗経済安全保障担当相で1億4863万円だった。初めて総裁選に挑んだ21年に、個人からの寄付が前年の6.6倍と急増した。選挙区のある奈良県だけではなく、全国の支持者から集まった。
◆企業からは茂木氏がダントツ
企業からの寄付は、茂木敏充幹事長が2億693万円で断トツだった。1億円を超えたのは、9人でただ1人。茂木氏は18~22年に経済再生担当相や外相、党幹事長といった重要ポストを務め続けている。
寄付全体で個人献金が半分以上を占めたのは、高市氏と小泉進次郎元環境相。高市氏は約8割と個人献金への依存度の高さが際立つ。企業献金が半分以上を占めたのは、茂木氏、石破茂元幹事長、加藤勝信元官房長官。茂木氏は7割と企業献金への依存度が高い。
今回の集計では、候補者が代表の団体同士や候補者自身の寄付は除外した。