自民党総裁選挙の候補者はNHKの「日曜討論」に出演し、急速に進む人口減少への対応や東京一極集中を是正する方策などをめぐって論戦を交わしました。
【NHKプラス】日曜討論 自民党総裁選 重要課題を問う
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▽林官房長官の代理の田村氏は「企業の本社機能などを、どうやって地方に分散するかは非常に大きな課題だ。跡継ぎがいない地方の企業に対し経営能力を持った人を養成して支援するような仕組みをつくり、魅力ある地方をつくっていく」と述べました。
▽加藤元官房長官は「東京から地方に戻ってもらうだけでなく、東京にいながら地方に関与する、地方にいながら東京と仕事をすることがデジタルでできるようになっている。関係人口を増加させることで地域が再生していく」と述べました。
▽河野デジタル大臣は「東京とは違った地方の魅力を増していかなければいけない。18歳人口の地方からの流出があり、首都圏の高等教育機関のあり方を考える必要がある。国立の大学を徐々に東京、首都圏から地方に出していくことをやるべきだ」と述べました。
▽石破元幹事長は「国の政策を根本的に変え若い人が来てくれる地方を考えなければならない。地方に魅力的な仕事がなければだめで、どうしたら農業、漁業、林業、サービス業の生産性を上げ、収入が増えるかは考える余地があり、そこに集中するべきだ」と述べました。
▽茂木幹事長は「地方の活力アップは私の政治の原点だ。地方に『ミニ東京』を作るのではなく『ここにしかない』という産業や大学、研究機関を作っていく。単純に地方活性化や地方分散ではなく特色を持った地域をつくることが一番大切だ」と述べました。