立憲民主党は23日に東京都内で開く臨時党大会で代表選を行い、次期代表を選出する。読売新聞社による党所属国会議員の支持動向調査では、野田佳彦・元首相(67)が全体の約3割にあたる40人の支持を固めてリードし、枝野幸男・前代表(60)が追っている。泉健太代表(50)、吉田晴美衆院議員(52)は支持に広がりを欠いている。
代表選は計740ポイントで争われ、1人2ポイントを持つ国会議員(衆院98人、参院38人、272ポイント)の票は全体の約3分の1を占める。意向調査は21日までに聞き取りなどで実施し、野田氏が40人(80ポイント)、枝野氏が24人(48ポイント)、泉氏と吉田氏はそれぞれ19人(38ポイント)と続いた。34人の議員が態度を明らかにしていない。
地方議員、党員・協力党員の票を合わせても、どの候補も過半数の371ポイント以上に届かず、上位2人の決選投票となる公算が大きい。
決選投票は、国会議員が各2ポイント、公認候補予定者と47都道府県の代表者が各1ポイントの計417ポイントで争われる。
4氏は21日、文化放送のラジオ番組に出演した。野田氏は「本気の政治改革を実現したい」と訴え、枝野氏は「民主主義の危機に立ち向かう」と強調した。泉氏は「日本を伸ばすという姿勢を明確にする」と述べ、吉田氏は「政治の文化を変えたい」と語った。