「あと5日、58年戦ってきましたから」姉・ひで子さんが心境を語る “袴田事件”再審判決を前に勉強会 注目すべきポイントは(2024年9月21日『静岡放送(SBS)』)

いわゆる「袴田事件」の再審判決が9月26日に言い渡されるのを前に、浜松市で勉強会が開かれ、市民などが注目すべきポイントについて学びました。
 
<袴田さんの姉 ひで子さん>
「あと5日でございます。判決が下されるのがね/裁判が終わるというのが本当にうれしい。58年戦ってきましたからね」
袴田巖さんの再審=やり直しの裁判では9月26日、静岡地裁で判決が言い渡される予定です。9月21日、浜松市内で袴田さんの支援者が開いた勉強会には、市民など約30人が集まりました。
<袴田弁護団 小川秀世主任弁護士>
「確実に無罪になるところでありますけれども、これが終わって、再審法改正、刑事・司法の修正の第一歩になって、ここから発展していく出発点になることが強く希望しているところです」
袴田弁護団で主任弁護人を務める小川秀世弁護士は、再審の判決で注目すべきポイントや司法の課題について話しました。

袴田巌さん再審】判決公判を目前に控え浜松市で支援者集会 ひで子さん「裁判が終わることがうれしい」(2024年9月21日『静岡朝日テレビ』)
 
いわゆる袴田事件は、26日にやり直し裁判の判決を迎えます。袴田さんの姉・ひで子さんは、支援者に判決への思いを述べました。
 1966年、旧清水市で一家4人が殺害された袴田事件では、袴田巌さん(88)の死刑が確定しましたが、去年10月に再審が始まり、来週26日に判決が出されます。
 この判決公判を目前に控えた21日、浜松市では、支援者集会が開かれ、ひで子さんは裁判が終わることへの思いを語りました。
ひで子さん:
「泣いても悲しんでも判決は判決。裁判が終わることが本当にうれしい。58年闘ってきましたから。」
 一方、袴田弁護団の小川秀世弁護士は、無罪判決が出されれば、国家賠償訴訟も検討していると明かしました。