維新、9日にも斎藤知事に辞職要求へ 出直し選は支援しない方向 県議会全会派が辞職迫る構図に(2024年9月8日『神戸新聞』)

 兵庫県の斎藤元彦知事らを告発した元西播磨県民局長が懲戒処分された後に死亡した一連の問題で、兵庫県議会(定数86)の第2会派「維新の会」(21人)は8日夕にオンラインで会議を開き、9日にも県議団として斎藤知事に辞職と出直し選挙を申し入れる方針を固めた。関係者への取材で分かった。最終決定に向けて党本部の日本維新の会と詰めの協議を進めており、出直し選の場合も支援はしない方向という。

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 一方、最大会派の自民党(37人)は12日にも斎藤知事に辞職要求する予定で、維新を除く3会派がこの動きに同調。全会派が辞職を迫る構図となり、知事は一段と孤立を深めることになる。

 維新の県議団は8日のオンライン会議で、調査特別委員会(百条委員会)での斎藤知事の2回の証人尋問を総括。関係者によると、「公益通報の見解は専門家と県で分かれているが、県民感情に寄り添えば厳しい部分がある」などと知事に批判的な意見が大勢を占めた。

 最終的に「百条委での知事の説明は県民が納得するものとは言い難い」「県政に支障が出ている」との見方でまとまり、県議団としての方針を決定。ただし、自民が12日に予定している辞職要求とは「論理が違う」として別行動になる見通しという。

 一方、第3会派の公明党(13人)や立憲民主党や無所属議員らでつくる第4会派の「ひょうご県民連合」(9人)、共産党(2人)の3会派は自民に同調する方針。

 斎藤知事は2021年の知事選で、自民と維新の推薦を得て初当選した。ひょうご県民連合は、県議会の次回定例会(19日開会)で知事に対する不信任決議案を提出する構えも見せている。(前川茂之、金 慶順)

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維新の会、兵庫県知事に辞職要求へ 9日にも 全会派となる見通し(2024年9月8日『毎日新聞』)

 

兵庫県の斎藤元彦知事=山田尚弘撮影
兵庫県の斎藤元彦知事=山田尚弘撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題で、県議会(定数86)第2会派の維新の会県議団(21人)は8日、知事に辞職を求める方針を決めた。国政政党・日本維新の会の執行部と協議を進めており、9日午後にも辞職要求と出直し選を求める申し入れをする。

 最大会派の自民党県議団(37人)は12日に知事に辞職要求する予定で、第3会派の公明党県議団(13人)▽第4会派のひょうご県民連合(9人)▽共産党県議団(2人)――が同調する方針。これで全ての会派が辞職を迫る見通しとなった。

 維新県議団は8日のオンライン会議で、告発文書に関する調査特別委員会(百条委)で2回実施された知事の証人尋問を総括。辞職要求を決めた理由について「百条委での説明が県民の納得するものとは言いがたい。県政に支障が出ている」としている。【山田麻未】

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維新が斎藤兵庫知事に対し辞職要求へ 告発文書問題で(2024年9月8日『産経新聞』)

 

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題で、県議会第2会派の「維新の会」が9日に斎藤氏に対し辞職と出直し選挙の実施を求める申し入れを行うことが8日、分かった。

 疑惑を調査する県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の説明では、県民が納得しがたいことなどを理由に、会派幹部や日本維新の会幹部らが8日に対応を決めた。

「斎藤家の食卓をにぎわしただけ」

渦中の兵庫県知事が毎週続ける定例会見

斎藤知事への辞職要求、他会派にも広がる

 

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維新の会も兵庫県知事に辞職要求の方針…「百条委の説明が納得するものと言い難い」(2024年9月8日『読売新聞』)

 

 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会(定数86)で第2会派の維新の会(21人)が、9日に斎藤知事に対して、辞職要求する方針を決めたことがわかった。維新は「百条委員会での説明が県民の納得するものとは言い難く、県政に支障が出ている」としており、辞職とともに出直し選挙で信を問うよう申し入れる。

百条委員会で証人尋問に応じる斎藤知事(6日、兵庫県庁で)
百条委員会で証人尋問に応じる斎藤知事(6日、兵庫県庁で)

 県議会では、最大会派の自民党(37人)が12日に斎藤知事へ辞職要求する方針で、立憲民主党県議らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」(9人)と共産党(2人)も同調。第3会派の公明党(13人)も同調する方向で調整中で、全5会派が斎藤知事に辞職を要求する見通しとなった。斎藤知事は厳しい判断を迫られそうだ。

 6日の県議会の百条委員会で、斎藤知事は2回目の証人尋問に出頭し、内部告発公益通報として扱わなかった対応について、「問題ない」と改めて主張した。

 自民は、告発した男性職員が7月に死亡したことも踏まえて、「政治家としての道義的責任、県政の大混乱を招いているトップの責任は重い」として、知事に辞職を求める方針を決め、他会派にも賛同を呼びかけていた。

 自民と維新はともに、2021年の県知事選で斎藤知事を推薦していた。

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