「吉村さんも焦っている」斎藤元彦県知事問題は「維新のガバナンスも問われる」東大准教授が指摘(2024年8月30日『日刊スポーツ』)

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百条委員会で証言する斎藤元彦兵庫県知事(撮影・阪口孝志)
 東大准教授の斎藤幸平氏は30日、TBS系「Nスタ」(月~金曜午後3時49分)にリモート出演し、斎藤元彦兵庫県知事(46)の疑惑告発文書問題をめぐり、この日行われた兵庫県議会の調査特別委員会(百条委員会)による斎藤氏に対する証人尋問をめぐりコメントした。
 斎藤知事は2021年の県知事選で、自民党と日本日本維新の会の推薦を受けて初当選した。維新の共同代表を務める大阪府の吉村洋文知事は27日、百条委での斎藤知事の対応が不十分だった場合、「当然(辞職を求める)可能性はありえます」と、辞職勧告の可能性を示唆。それまでは「まずは真実を明らかにすべき」などと事態を見守る姿勢だったが、世論の根強い批判を踏まえ、態度を一転させている。
 こうした維新側の対応を含め、今後の影響について問われた斎藤氏は「ほかの疑惑もある。おねだりや裏金みたいな。こういうことが、維新全体のガバナンスについても、今後問われることになってくると思う」と、指摘。「衆院選が近いなんて言われる中で、維新は身内に甘いじゃないか、処分の基準がはっきりしないとなれば、政治とカネを追及する政党として売り出してきた維新にとっては、イメージダウンが必至。かなり吉村さんたちも焦っているのではないかな、と見ています」とも述べ、早期の衆院解散が指摘される中、斎藤知事問題への対応次第では維新にも影響が及ぶ可能性に触れた。

兵動大樹 斎藤知事の〝パワハラ疑惑〟尋問に「あんま前のインタビューと変わらんな」(2024年8月30日『東スポWEB』)
 
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 お笑いコンビ「矢野・兵動兵動大樹が30日、関西テレビ「newsランナー」に出演。〝パワハラ疑惑〟についてこの日百条委員会で証人尋問を受けた斎藤元彦兵庫県知事についてコメントした。
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ノリノリで Perfumeとポーズを取る斎藤知事
 斎藤氏は〝パワハラ疑惑〟について「不快に思った人がいれば、心からおわびしたい」としつつも「仕事は厳しくというのが私のスタイルだ」と説明。パワハラかどうかは百条委が判断することだとし、自ら認める発言はなかった。
 また、出入り口の約20メートル手前で公用車から降ろされた際に叱責をしたとされる疑惑について斎藤氏は「歩かされて怒ったのではなく、車の導線を確保しておくべきと注意した。当時の認識では合理的だったと思う」、職員に〝厳しい口調で叱責〟したことはあるか?については「記憶にない。私も完璧な人間ではない。言い方が積奥なったことがあれば謝りたい」と釈明した。
 これを受け、兵動は「多分、知事にしたらこれ以上もこれ以下もないんちゃうかなと思って」とぽつり。「自分はそういう風に仕事の時は厳しくするので、それが(叱責と)聞こえたとするなら謝ります。前からそれしかおっしゃってないので」と指摘した。
 続いて「でも、こういうのって言われた側がどう感じるのかやから。また〝怒った〟〝怒鳴った〟とかが数多ければ『それはダメだよね』と、『謝ると言ったって』と思うんです。そこはなんぼ『僕は仕事に一生懸命だ』って言ったって、それはまた話がちゃうんかなと思う」と苦言を呈した。
 一方、証人尋問全体については「『今日もっと新しい何かをメッセージとして出してくれるのかな』と思ったから、これ前のインタビューとそんな変わらへんことおっしゃってる。う~ん、あんま前のインタビューと変わらんな、という感じです」とこぼし、肩透かしの様子だった。