自民党総裁選出馬を表明した河野デジタル相(26日)=川口正峰撮影
また、麻生派(54人)を率いる麻生副総裁は27日、同派に所属する河野太郎デジタル相(61)を支持する意向を表明した。派閥議員が他の候補を支援することも容認する。解散を決めた派閥も含め、派閥としての態度表明は初めて。
麻生氏は横浜市で開いた派閥研修会で、26日に出馬を表明した河野氏について、「同じ釜の飯を食って育ってきた。同志としてしっかり応援していきたい」と述べた。「仲が良かった方々とやりたいという方もいるだろう。信念を大事にしてもらいたい」とも呼びかけ、厳格な一本化は行わない考えを示した。
派内には、小林鷹之・前経済安全保障相(49)らを推す議員がいる。
総裁選は多数の出馬で決選投票にもつれこむ公算が大きくなっており、決選投票では麻生派としてまとまった投票行動をとることを検討している。