ハリス氏、個人攻撃続けるトランプ氏を「臆病者」と暗に批判(2024年8月19日『ロイター』)

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 8月18日、米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は、競争相手をけなす手法を駆使する政治家は「臆病者」だと語り、自身への個人攻撃を繰り返す共和党候補のトランプ前大統領を暗に批判した。ペンシルベニア州アリクイッパで同日撮影(2024年 ロイター/Kevin Lamarque)
 
ロチェスター(米ペンシルベニア州) 18日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補、ハリス副大統領は18日、競争相手をけなす手法を駆使する政治家は「臆病者」だと語り、自身への個人攻撃を繰り返す共和党候補のトランプ前大統領を暗に批判した。
トランプ氏は17日、ハリス氏を「過激」で「愚か者」と呼び、バイデン大統領よりも倒しやすいと信じていると断言した。
これに対してハリス氏はペンシルベニア州で開いたイベントに集まった支持者に「ここ数年、いかに相手をこき下ろすかが指導者の強さを示すというある種の曲解が広がっていると思う。われわれに分かっているのは、相手をどれだけ尊重するかが指導者の強さにおける真の指標だということだ。他人をたたく人は誰でも臆病者だ」と述べた。
トランプ氏に対しては、支持者の間からも個人攻撃はやめて政策論争に戻ってほしいとの声が聞かれる。
18日にNBCテレビの「ミート・ザ・プレス」に出演した共和党のグラム上院議員は「トランプ氏の政策は米国にとって有益で、政策論争をすれば勝利する。(しかし)挑発者、あるいは役者のトランプ氏なら、選挙に勝てないかもしれない。政策こそが当選の鍵だ」と指摘した。