パリ五輪は11日、レスリング男女の各階級の試合を行い、女子76キロ級の鏡優翔(写真)、男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎がそれぞれ金メダルを獲得した(2024年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[パリ 11日 ロイター] - パリ五輪は11日、レスリング男女の各階級の試合を行い、女子76キロ級の鏡優翔、男子フリースタイル65キロ級の清岡幸大郎がそれぞれ金メダルを獲得した。
決勝でケネディアレクシス・ブレーズ(米国)と対戦した鏡は3─1で勝利し、最重量級では日本女子初の金メダル獲得となった。
悲願を達成した鏡は「みんなが涙を流して喜んでくれたことが一番の幸せ。本当にずっと目指してきた、誰も成し遂げてきていないものを私がこの手でつかんだのは本当にうれしい。今までやってきたこと、その選択の答え合わせが今ここで、できたかなと思う」と喜びを口にした。
清岡は決勝でラハマン・アムーザドハリリ(イラン)と顔を合わせ、第1ピリオドにタックルと連続ローリングで10─1と大きくリードを奪い、最終的に10─3で勝った。
2022年の世界王者を破った清岡は「ここまで自分を支えてくれた、自分に関わって声をかけてくれたみなさんに、金メダルだけでは返しきれないと思うが、ありがとうという気持ちと、少しでも結果で恩を返すことができたのかなと思う」と振り返った。
五輪=レスリングで元木咲良が金、高谷大地は銀メダル獲得(2024年8月11日『 ロイター』)
五輪=レスリングで元木咲良が金、高谷大地は銀メダル獲得
パリ五輪は10日、レスリングの競技を行い、女子フリースタイル62キロ級決勝では元木咲良が優勝。金メダルを獲得した(2024年 ロイター/Arlette Bashizi)
[パリ 10日 ロイター] - パリ五輪は10日、レスリングの競技を行い、女子フリースタイル62キロ級決勝では元木咲良が優勝。金メダルを獲得した。
元木は「ここで頑張るために今まで頑張ってきたので、絶対にここで最後までやりきるって決めてマットに臨みました」と話した。今大会、日本勢にとってレスリングでの金メダルは6個目。3年前の東京五輪での5個を上回った。
男子フリースタイル74キロ級決勝では高谷大地がラザムベクサラムベコビッチ・ジャマロフ(ウズベキスタン)にフォール負け。銀メダルを手にした。