7日も西日本では危険な暑さとなる見込みで、熱中症への対策を引き続き徹底してください。一方、暖かく湿った空気などの影響で東北から西日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあり、低い土地の浸水や川の増水などに警戒が必要です。
27の都府県に「熱中症警戒アラート」
気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、西日本を中心に27の府と県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
神奈川県、長野県、山梨県、東海の全域、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、四国と九州の全域、それに沖縄県の沖縄本島地方と大東島地方では特に警戒が必要です。
連日、多くの人が熱中症の疑いで病院に搬送され、亡くなる人も相次いでいます。
外出や運動を控えて、室内ではエアコンを使用し、こまめに水分や塩分を補給するなど引き続き熱中症への対策を徹底してください。
お年寄りや乳幼児は熱中症になりやすいため、家族など周りの人たちが気を配るようにしてください。
東北から西日本 土砂災害などに警戒
一方、暖かく湿った空気などの影響で東北から西日本にかけて大気の状態が非常に不安定になっています。
大気の不安定な状態は9日にかけて続き、東北から西日本では、局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全確保に努めてください。