3日も西日本や東日本を中心に気温が上がり、東海では局地的に40度に迫る危険な暑さに達するおそれがあります。外出や運動をなるべく控えるなど、熱中症への対策を引き続き徹底してください。

気象庁によりますと、2日は奈良県の十津川村風屋で最高気温が39.9度と40度に迫る危険な暑さとなりましたが、3日も西日本や東日本を中心に気温が上がる見込みです。

日中の最高気温は、京都市と大分県日田市で39度、名古屋市や岐阜市、奈良市、岡山市、熊本市などで38度と危険な暑さが予想されていて、東海などでは局地的に40度に迫るおそれもあります。

また、大阪市や甲府市、福井市、高松市、佐賀市で37度、広島市や神戸市、福島市で36度などと広い範囲で猛烈な暑さとなる見込みです。

37都府県に「熱中症警戒アラート」 

気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、東北から沖縄にかけての37の都府県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

山形県と福島県、群馬県、東京都、長野県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、宮古島地方を除く沖縄県では特に警戒が必要です。

《熱中症対策の徹底を》 

引き続き、外出や運動をなるべく控えて、室内ではエアコンを使用し、こまめに水分や塩分を補給するなど熱中症への対策を徹底してください。

夏休みを利用して屋外でのレジャーなどの機会も増えると思いますが、氷を入れた水筒や体を冷やす保冷剤を持ったり、あらかじめ水分補給をする時間を決めたりするなど警戒してください。

特にお年寄りや乳幼児は熱中症になりやすいため、家族など周りの人たちが気を配るようにしてください。

東日本～沖縄・奄美 局地的に激しい雨のおそれ

一方、東日本から沖縄・奄美では3日午後から大気の状態が不安定になり、局地的に雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、落雷や突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

晴れていても天気が急変し、短時間で状況が悪化するおそれもあるため、雨の降り方に注意してください。