6日の広島原爆の日を前に、原爆の被害を受けながらも現在も走り続けている「被爆電車」に子どもたちが乗って、被爆者から証言を聞く催しが広島市で開かれました。
増岡さんは「突然明るく鋭い光が目に飛び込んできて、気が付くと辺りは真っ暗になっていました。左半身に大やけどを負い、死にたくないと心の中で叫びながら必死で逃げました」と当時の状況を語りました。
そして、子どもたちに「たくさんの命を奪う核兵器は恐ろしいものです。一人一人の人間の命はかけがえのないものなので、自分とまわりの人を大切にして生きてください」と訴えかけました。
参加した4年生の児童は「二度と戦争をしてはいけないと思いました。自分とまわりの人の命を大事にしていきたいです」と話していました。
また、50代の保護者は、「きょう聞いた話を家に帰って家族で話し合い、平和について考えたいです」と話していました。