この件について斎藤知事は24日の定例会見で、「ご批判は真摯に受け取めるが、県職員のみなさんの日々の努力を無駄にしないよう、県政を前に進める」と述べた。
このうち、越田・川西市長は告発した元県民局長の男性(死亡)が公益通報制度に基づく調査中に死亡したことを問題視。「県政の運営としては非常に不適切。組織として守るべき対象になった方を守らなかった」と指摘している。
男性が告発文書を、まず初めに関係者や報道機関に配った点を重くみて、斎藤知事が懲戒処分を下した経緯があり、斎藤知事はこの日、「当時としては適正な判断だった」と述べた。
斎藤知事はさらに、「公益通報かどうかを調査する以前に処分したのは、核心部分に事実と異なる点があった」と従来の考えを貫いた。
そして、「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた」という、県北部・上郡町でのやり取りの一部が収録された音声データでの発言については、「兵庫県の゙西播磨地域・4市3町の首長、市町議会議長、県議会議員が同席していた。西播磨地域には多くの特産品がある。県からも応援(後押し)をという流れだった」とした。
さらに、「県産品について、その素晴らしさを生産者の皆さんと意見交換する会合だった」と説明した。
斎藤知事はこの音声データの内容自体を否定していない。
またその際に、「『社交儀礼の範囲内で』で受領はあったが、あくまでもPRが目的だった。今後は物品受領に関して、例えば貸与なのか、寄付などかなど、明確なルールづくりを進める」と述べた。
このほか兵庫県のプレミアム付きデジタルチケット「はばたんPAY」をPRするポスターやチラシに、「自身の顔写真を入れるよう求めたが、うちわについては正確に記憶はないが、そういう話があるのなら、さまざまな機会で私の写真を使うことで、県の施策であることを全面に出したいという意図ととらえてほしい」と述べた。
斎藤知事はこの日の会見の端々で、「厳しい状況だが、県政を前に進めることが私の責任の取り方だ」と繰り返した。
パワハラ行為に関しては「業務上、必要な範囲内だ。厳しい指摘もあったと思う。いずれ(一定レベルに)たどり着いてほしいとの思いがあった」とした。
告発文書の内容を審議する兵庫県議会の百条委員会が、8月以降本格化する。
告発者が死亡した中、百条委は事実関係を調査する手段のひとつとして県職員約9700人へのアンケートを実施する。
斎藤知事はこのことについて、「あくまでも百条委が決めたこと。内容について、いつ、どこで、誰が発したことなのかが重要だと思う」と話すにとどまった。
これを受け斎藤知事は、「公益通報かどうかを調査する以前に処分したのは、核心部分に事実と異なる点があった」と従来の考えを貫いた。
そして、「ワインをちょっとまだ私は飲んでいないので、ぜひまた」という、県北部・上郡町でのやり取りの一部が収録された音声データについては、兵庫県西播磨地域4市3町の首長、市町議会議長、県議会議員が同席していた。西播磨地域には多くの特産品がある。県からも応援(後押し)をという流れだった」とした。
さらに、「県産品について、その素晴らしさを生産者の皆さんと意見交換する会合だった」と説明した。
斎藤知事は音声データの内容自体を否定していない。
またその際に、「『社交儀礼の範囲内で』で受領はあったが、あくまでもPRが目的だった。今後は物品受領な関して、例えば貸与なのか、寄付などかなど、明確なルールづくりを進める」と述べた。
このほか、告発文書に記されたパワハラなど7つの疑惑のひとつ、兵庫県のプレミアム付きデジタルチケット「はばたんPAY」をPRするポスターやチラシについて、「自身の顔写真を入れるよう求めたが、うちわについては正確に記憶はないが、そういう話があるのなら、さまざまな機会で私の写真を使うことで、県の施策であることを全面に出したいという意図ととらえてほしい」と述べた。
そして会見の端々で、「厳しい状況だが、県政を前に進めることが私の責任の取り方だ」と繰り返した。
パワハラ行為に関しては「業務上、必要な範囲内だ。厳しい指摘もあったと思う。いずれ(一定レベルに)たどり着いてほしいとの思いがあった」とした。
告発文書の内容を審議する兵庫県議会の百条委員会が本格化する。告発者が死亡した現在、事実関係を調査する中、百条委は県職員約9700人へのアンケートを実施する。
斎藤知事はこのことについて、「あくまでも百条委が決めたこと。内容について、いつ、どこで、誰が発したことなのかが重要だと思う」と話すにとどまった。
今回、百条委員会で疑惑が晴れるかと思いきや、県の人事課は同委員会に出席予定の職員に対し、守秘義務免除の申請手続きを求めた。だが、手続きを取らないと証言できないとなれば、秘密にかかわる質問には答えにくい。また、手続きをするにしても、そもそもどんな質問をされるかもわからないため、問題になっている。
委員を務める竹内英明県議も「ありえない。当委員会への調査に、人事当局からの調査妨害と言っても過言ではありません」と強く抗議していた。
VTRを見た安藤氏は「公益通報って外部に対して情報を告発する部分も含まれていると私は理解している」と切り出した。
告発した元県民局長に対して斎藤知事は「ウソ八百」と一蹴したとされる。
これについても安藤氏は「情報や告発の内容を精査するまでもなく片づけたということ自体が、内部告発をした人間の意思とか気持ちを踏みつぶしたわけですよね」と指摘。
そのうえで、告発した県民局長が急死したことにも触れ「私は内部告発者を守れないところが、最も今回問題にしなくちゃいけない体質であり、構図だと思います」とバッサリと斬った。
また、人事課の守秘義務手続きについても「公務員に守秘義務があるのは分かるんですが、場所は『百条委員会』ですよね。大切なことを証言しようとしているのに、守秘義務をたてに取って、本当のことが言えないのはおかしい。それを超えても白日の下にさらさなければならない事実というのがあるんじゃないですか」と憤りを隠せないようだった。
元課長は、今月7日に亡くなっているのが見つかった前県西播磨県民局長の男性職員(60)が3月に一部の報道機関などに配布した斎藤知事に関する疑惑の告発文書で、業務で疲弊して療養中と指摘されていた。
関係者によると、元課長はパレードで企業からの寄付金集めなどを担当しており、4月に亡くなったという。
斎藤知事は24日の記者会見で「改めてお悔やみ申し上げたい」と述べ、これまで明らかにしなかった理由について、「家族の意向」と説明した。