絵には目を摘出する手術を終え、両目に包帯を巻く少女の姿が描かれています。これらの絵は、神戸市に住む小原絢子さん(34)が次女・佳純ちゃん(4)の闘病生活や支える家族を描いたものです。
佳純ちゃんは1歳のとき、目の小児がん「網膜芽細胞腫」と診断され、両目を失いました。母・絢子さんは小児がんの周知や早期発見に繋げたいという思いから、佳純ちゃんの闘病生活を描いた個展を開きました。トークショーでは「早期発見で進行を抑えられる病気があるということを世の中に広めるきっかけにもなったらいいかなと思っています」と話しました。
絢子さんは個展で展示した絵を絵本として自費出版するため、クラウドファンディングを通して資金を集めています。(募集期間は9月14日まで)