9年ぶり16枚目のアルバムを発売するサザンオールスターズ
ロックバンド「サザンオールスターズ」が6年ぶりに国内最大級の野外音楽祭「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」に出演する。10日間開催される最終日の9月23日に大トリで登場。桑田佳祐(68)は「最後の夏フェスにさせていただければ」と話し、サザンのフェス出演を今回で最後とすることを決めた。
25周年を迎える同フェスは8月に千葉市の蘇我スポーツ公園、9月に茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で計10日間開催。サザンはこれまで2005、18年の2度出演し、どちらも大トリを務めた。夏フェスの観客は若者が中心だが、サザンのステージには70代から子供まで老若男女が集まり、まさに国民的バンドであることを示してきた。
その夏フェスを卒業。桑田は理由を「令和の夏は暑すぎる」と説明。メンバー全員が60代後半となり、パーカッション担当の“毛ガニ”こと野沢秀行(69)は10月に70歳になる。桑田は「ナウでヤングな若者も、気がつけばメンバー全員古希目前。高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ」と冗談交じりにコメントした。
「勝手にシンドバッド」「真夏の果実」「HOTEL PACIFIC」など、夏の代表曲が多数あるサザンは夏には野外ライブも多く開いてきた。野外ステージではヒット曲「みんなのうた」の歌唱時に桑田がホースを握り、観客に水をまき散らすのが定番。今回のステージでもらしさ全開でヒット曲を多数披露する。
同フェスには約150組以上が出演。後輩たちも最後にサザンのステージを目に焼き付ける。桑田は「後進の素晴らしいミュージシャンたちに日本の夏フェスの未来は託したい」と思いを込めて、最後のステージに立つ。