東京マラソンの性別選択肢に「ノンバイナリー枠」 2025年3月2日開催、一般エントリーは8月16日から(2024年6月24日『東京新聞』)

 
東京マラソンで力走するランナーたち=2024年3月3日、東京都千代田区で

東京マラソンで力走するランナーたち=2024年3月3日、東京都千代田区

 東京マラソン東京新聞など共催)を主催する東京マラソン財団は24日、次回大会を2025年3月2日に開くと発表した。参加人数は3万8000人。
 多様な性のあり方に対応するため、今大会から一般ランナーがエントリーする時の性別の選択肢に、男性・女性のほか「ノンバイナリー」を加える。参加者名簿や記録の表示に反映される。
 エントリー期間は、財団の有料会員が8月1~15日。一般は8月16~30日で、財団会員で2021、23、24年の3大会連続で落選している人、都民、都民以外の順に抽選する。10万円以上の寄付で参加できるチャリティー枠(5000人)のエントリーは6月25日~7月10日。
 参加費は国内ランナーが1万6500円、海外ランナーは160ドル。10.7キロコースは国内5600円、海外60ドル。大会ボランティアの募集の詳細は9月ごろ発表する。(三宅千智)
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◆芸大生が「その場で描いた」ランナーの姿、東京新聞1階で展示

中日新聞東京本社(東京新聞)の玄関ロビーに展示される東京マラソンの様子を描いた東京藝大の学生の作品=24日、東京都千代田区で(平野皓士朗撮影)

中日新聞東京本社(東京新聞)の玄関ロビーに展示される東京マラソンの様子を描いた東京藝大の学生の作品=24日、東京都千代田区で(平野皓士朗撮影)

 3月3日に開催された東京マラソン2024の当日、東京芸術大の学生が、目の前を疾走するランナーを描いた作品を展示する「東京マラソン2024 ドローイングランナー展 in 東京新聞」が25日、東京都千代田区内幸町の東京新聞中日新聞東京本社)1階ロビーで始まる。7月9日まで。
 展示は、東京マラソン財団、東京芸術大、東京芸術大芸術創造機構主催、東京新聞協力。財団理事長の早野忠昭さんと同大学長の日比野克彦さんが対談した際、「美大生が駆け抜けていくランナーをその場で描くっていうのも面白そう」と発案され、実現した。
 東京マラソン2024のスタート地点・都庁前から走り出すランナーの様子や雰囲気を、芸大デザイン科の5人がクロッキーで描き上げた。フィニッシュ地点の東京駅前・行幸通り付近で展示した作品25点を、東京新聞1階ロビーで披露する。
 午前10時〜午後5時(6月30日、7月7日は休館)。観覧は無料。