米倉涼子主演「ドクターX」初の映画化、大門未知子誕生の秘密を描く「エピソードゼロ」12月公開(2024年6月19日『ねとらぼ』)

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「ドクターX」初の映画化 (C)2024「劇場版ドクターX」製作委員会
 米倉涼子さん主演のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が映画化。「劇場版ドクターX」として12月6日の劇場公開が発表されました。
  専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進む、“絶対に失敗しない”フリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描いた連続ドラマ「ドクターX」は、2012年10月から7シリーズに渡ってテレビ朝日系列で放送。第7シリーズまで放送された10年間で連続ドラマクール平均第1位を記録しました。
 初の映画化となる劇場版は、“命”をテーマに、大門未知子誕生の秘密を描いたもの。「ドクターX」のエピソードゼロと言える内容で、これまでのドラマシリーズでも幾多の危機を乗り越えてきた未知子が史上最悪の危機に挑みます。
キャストとスタッフ
 キャストには、新米医師時代に未知子と出会い、医療インフルエンサーに転身しながらも未知子の影響で医師に戻ってきた森本光役の田中圭さんをはじめ、内田有紀さん、今田美桜さん、勝村政信さん、鈴木浩介さん、遠藤憲一さん、岸部一徳さん、西田敏行さんらおなじみのレギュラーメンバーが集結。スタッフもドラマから続投し、脚本・中園ミホ、監督・田村直己のコンビが劇場版でもタッグを組みます。
“最初で最後の”ファンミーティングも開催決定
 また、映画化決定を記念し「Xプロジェクト」の実施も決定。第1弾として、米倉さんらキャスト陣が登壇する“最初で最後の”ファンミーティング「ドクターXファン感謝祭」が8月27日、8月28日にEXシアター六本木で開催されます。
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米倉涼子コメント
 私自身、大門未知子と12年間お付き合いできるとは思っていませんでした。
 ドクターX、そして大門未知子は切っても切り離せない米倉涼子の一部です。
 映画化については、私が大きな画面でドクターXを観てもらいたいと思いプロデューサーとお話しして実現できました。
 共演者のみなさんとは家族のように尊重、尊敬し合うことができ、皆さんのお陰でここまでこられたと思います。
 映画の見どころはたくさんありますが、大門未知子が『私、失敗しないので』と言うまでの展開と、言う瞬間にも注目していただけるとうれしいです。
 私たちの12年の想いがこもった作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください。
脚本:中園ミホコメント
 2012年に誕生した「ドクターX~外科医・大門未知子」は、こんなに長い間、多くの人たちに愛していただき、感謝の念にたえません。
 未知子を取り巻く、晶さん、城之内先生、蛭間院長、海老名先生、加地先生、原先生、森本先生、大間看護師、などなど、個性的な面々は私にとって家族のような存在です。
 2024年、映画の世界で再び家族が集まることができて、懐かしさと愛しさで胸を熱くしながら脚本を書きました。テーマは命です。命を救うためなら手段を選ばない大門未知子。それを全身全霊で演じる米倉涼子さんとXファミリーに逢いに、ぜひ映画館へいらしてください。
田村直己監督コメント
 大門未知子がさっそうと歩く姿に、口笛が鳴り響く……映画の大スクリーンで見るのが夢でした!
 感謝でいっぱいです。
 いつもの一癖も二癖もある外科医達の権力闘争、患者のために諦めない手術、そして麻雀。そんな楽しい中、映画でやりたかった未知子の過去をたどる話。
 未知子はなぜ、ドクターエックスになったのか?
 涙なくしては見れない、壮大な感動物語が完成しました!
 10年以上のチームワークでスタッフ、キャスト全員で、力の限り、集大成の作品目指して、命がけで撮影しました!
 何回も観てください笑
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米倉涼子「ドクターX」映画化を報告 内田有紀岸部一徳との共演に「幸せを感じる撮影の日々」(2024年6月19日『日刊スポーツ』)
 
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米倉涼子(2024年5月4日撮影)
 米倉涼子(48)が19日、インスタグラムを更新。主演のテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が「劇場版 ドクターX」として映画化されることを報告し“失敗しないハケンの外科医”大門未知子のパートナーの麻酔科医・城之内博美役の内田有紀(48)と、未知子が「師匠」と慕う神原名医紹介所所長・神原晶役の岸部一徳(77)との共演への感慨をつづった。
 米倉は「群れと束縛を嫌う大門未知子とは裏腹に、いつもの博美の温かさ、そして晶さんの揺るぎない安心感に包まれ、また未知子でいられることに幸せを感じる撮影の日々でした」とつづった。そして「劇場版は、12年間の固い絆とシリーズ作品に関わった大勢の人の心が一つになってできあがった作品です。未知子が『いつもの』セリフを言う瞬間を迎えた時、壮大な愛をきっと感じてもらえると確信しています。ご期待ください!」とつづった。
 内田も、映画化発表決定を受けたコメントの中で「大門未知子の相棒として長くこの物語に参加させていただき、よねちゃんとはお互い支え合って、未知子と博美のような関係性でずっと走ってきました。今回の劇場版では12年間で築いてきた未知子との歩みの集大成となっています。そして遂に未知子のルーツが明かされます」と米倉へのひとかたならぬ思いを語っている。岸部も「米倉さんは自分の中に生まれた感情を大事にしながら、全体のチームワークをいつも考えている人。そして、ドラマの撮影の時もそうでない時も12年間ずっと晶として接してくれました。その分二人の関係性を長い間つくることができたので本当に感謝しています。映画というスクリーンの中で描かれる『ドクターX』と米倉さんの魅力、彼女にとっての挑戦をぜひ観ていただきたいです」と米倉への思いを語っている。
 米倉は19年に発症した低髄液圧症候群との闘病の中、作品と向き合ってきた。14日に生出演したNHKあさイチ」では、昨年8月に手術を受け「5月くらいから急に元気になった」と明かしたが、撮影は23年9、10月と今年の3、4月に行われた。コメント欄には「わたしも脳脊髄液減少症に負けず自分のペースで大門未知子パワーを頂きがんばります」と、同じ病と闘う人からのコメントも寄せられた。
 「劇場版 ドクターX」は、12年10月期から21年10月期まで7シリーズにわたって放送された国民的医療ドラママ「ドクターX~外科医・大門未知子~」初映画化で、大門未知子の誕生の秘密を描く、エピソードゼロ的作品となる。