松山聾学校で高速道の講習会 事故・車両トラブル時の対応学ぶ(2024年6月15日『愛媛新聞』)

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松山聾学校の生徒が高速道路の安全な利用方法を学んだ講習会=15日午後、松山市馬木町
 聴覚に障害のある人が高速道路の利用方法を学ぶ講習会が15日、松山市馬木町の松山聾学校であり、同校高等部の7人が事故や車両トラブル時の対応、料金所の利用方法を学んだ。
 西日本高速道路サービス四国主催。県内では2022年9月、四国中央市松山自動車道で、聴覚障害のある運転手の軽乗用車がパンクで走行不能となるトラブルが起きている。これから運転免許証を取得する生徒らに向け、同校で初めて実施した。
 同社の社員が、高速道路の非常電話は1キロ(トンネルは200メートル)おきに設置されていると説明。受話器を上げれば道路管制センターにつながるとし「会話などが困難な場合は、受話器をたたくなどの合図で緊急事態を知らせてほしい」と呼びかけた。また、もしもの時は安全な場所に避難して通報するよう訴えた。