吉永小百合 デビュー65周年記念企画トークショー「よくここまで歩いてこられた」(2024年5月25日『スポーツニッポン』)

キャプチャ
フォトセッションでポーズを決める吉永小百合(撮影・藤山 由理)
 
 スクリーンデビューから65周年を迎えた女優の吉永小百合(79)が24日、東京・池袋の新文芸坐トークショーを行った。記念企画の一環で、自選した2作品「潮騒」(1964年)と「風車のある街」(66年)の上映後に登壇。撮影時の思い出などを語った。
 6月6日刊行の「吉永小百合青春時代写真集」(文芸春秋社)の発売に先立って行われた特別上映会。この後、ブルーレイボックスの発売や神保町シアターでの特集上映などが控えている。
 吉永は「65周年。とっても気恥ずかしいんですけど、よくここまで歩いてこられたなとは思います」と殊勝にあいさつ。
 初めて渡哲也と共演した「愛と死の記録」(66年)にも触れ「この映画には渡さんの友達の役で中尾彬さんも出られていた。その中尾さんもつい最近亡くなられ…寂しいですね」としのんだ。
 
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吉永小百合青春時代写真集 単行本 ハードカバー – 2024年6月6日
編 =日活(著)
映画デビュー65周年記念企画
可憐極まる姿をデジタル技術で完全再現!赤木圭一郎芦川いづみ浜田光夫石原裕次郎らの秘蔵写真も満載!日活全出演作の名場面を網羅!吉永小百合+共演による特別座談会、オフショット集・素顔の小百合ちゃん、代表作のポスターなどを収録した完全保存版。
「日活撮影所に初めて行ったのは、高校の入学式の日でした。制服から真っ赤なブラウスに着替えて、撮影所​​行きのバスに乗ったのです。日本酒の日々は、日活が私のもう一つの学校になりました。(中略)思い出がいっぱい詰まっている、私の日活青春時代の写真集、どうぞご覧になって下さい(本書所収・吉永小百合「直筆メッセージ」より一部抜粋)