自民党の小渕優子選挙対策委員長は20日、大津市で開いた政治刷新に向けた「車座対話」で、派閥の政治資金規正法違反事件を受けた党への批判について、「(2009年の)政権交代のとき以上の厳しい風が吹いている」との危機感を示した。
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![小渕優子氏(13日)](https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/05/20240520-OYT1I50121-1.jpg?type=large)
会合後には、記者団に早期の衆院解散に関して「若手議員から『このタイミングで解散を打つのは大変厳しい』という声を聞いている」と語った。
自民・小渕優子氏、不記載事件「2009年以上の逆風」と危機感 衆院早期解散には慎重(2024年5月20日『産経新聞』)
自民党の小渕優子選対委員長は20日、派閥パーティー収入不記載事件の影響に関し、自民が下野した2009年以上の逆風を受けているとの認識を示した。大津市で開いた政治刷新車座対話で「政権交代時同様か、それ以上の厳しい風が吹いている」と危機感を強調した。
会合後、記者団に「若手議員らから『このタイミングでは大変厳しい』という声を聞いている」と述べ、早期の衆院解散・総選挙に慎重な考えをにじませた。「もし解散したら一人でも多くの仲間を勝利させるため汗をかく」とも語った。
滋賀県連幹部によると、会合では「このままでは次期衆院選に勝てない」などと早期解散反対論が出たという。
小渕氏は、9月の党総裁選への出馬意向を記者団に問われ「特にない」と述べるにとどめた。