上川外相 応援演説での「うまずして何が女性か」発言を撤回(2024年5月19日『NHKニュース』)

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上川外務大臣は、18日の選挙の応援演説で「うまずして何が女性か」などと発言したことについて「女性のパワーで未来を変えるという私の真意と違う形で受け止められる可能性がある」として、発言を撤回しました。
上川外務大臣は18日静岡市で、自身の女性支持者らを集めた集会で静岡県知事選挙の応援演説を行った際、候補者への支持を呼びかけ「一歩を踏み出したこの方を、私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」などと述べました。
これについて上川大臣は19日、静岡市で記者団に対し「私自身、2000年に初当選したが、その際に私という衆議院議員をうんで誕生させてくれた皆さんに、いま一度、女性のパワーを発揮していただき、新しい知事を誕生させようという意味で申し上げた」と説明しました。
その上で「女性のパワーで未来を変えるという私の真意と違う形で受け止められる可能性があるという指摘を真摯に受け止め、このたび撤回させていただく」と述べ、発言を撤回しました。
 

【速報・コメント全文】上川外相が撤回「女性が生まずして何が女性でしょうか」発言 「真意と違う形で受け止められる可能性があるという指摘を真摯に受け止めた」(2024年5月19日『Daiichi-TV(静岡第一テレビ』)
上川陽子外務大臣が18日、静岡県知事選挙の応援演説で「女性が生まずして何が女性でしょうか」と発言したことを受け、上川外相は19日午前に取材に応じ「真意と異なる受け止めをされかねない発言だった」と発言を撤回しました。
衆院静岡1区選出の上川陽子外相は18日、静岡県知事選挙の自民党推薦候補の応援のため、静岡市で開いた会合で女性を中心とした支援者らに演説し「この方を私たち女性が生まずして何が女性でしょうか」と発言し、野党などから「出産を望んでいても、できずに苦しんでいる人への配慮に欠ける」などといった批判が出ています。
この発言について19日午前、静岡市内での応援演説後に取材に応じた上川外相は
「私自身2000年の激戦の中で初当選させていただきましたが、その際女性のパワーで私という衆院議員を誕生させていただいた。いま一度みなさんの女性パワーで知事を誕生させようという意味で申し上げた」
「私の真意と違う形で受け止められる可能性があるというご指摘を真摯に受け止めて撤回させていただきます」
「真意と異なる受け取り方をされかねない発言だった」と発言を撤回したうえで、報道陣の質問には答えず会場をあとにしました。
【上川外相のコメント】
「私の昨日の発言は支援いただいている女性支援者が中心の演説会での発言で、2000年の激戦で初当選した、その際女性のパワーで私という衆院議員を誕生させていただいた。いま一度女性パワーを発揮して新たな知事を誕生させると言う意味での申し上げたが、女性パワーで未来を変えるという真意と違う形で受け止めをされる可能性がある発言だったという指摘を真摯に受け止め、発言を撤回をさせていただきます。24年間女性が新しい変化を生み出すパワーになることを実感している。その思いは全く変わっていません。」


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静岡県知事選の応援のため、静岡市で18日に演説した上川陽子外相の発言要旨は次の通り。(2024年5月18日『産経新聞』)
私も初陣のときに皆さんに「うみの苦しみにあるけれども、ぜひうんでください」と演説で申し上げた。この候補者のことを思うと、その場面が頭によぎる。
今日は男性もいらっしゃいますが、うみの苦しみは本当にすごい。でもうまれてくる未来の静岡県、今の静岡県を考えると、私たちは手を緩めてはいけない。力を結集すればこの戦いを勝ち抜くことができる。岸田首相「誤解招く表現避けるべきだ」
 

 上川外相発言(2024年5月19日『日本経済新聞』)
 岸田文雄首相は19日、上川陽子外相の静岡県知事選の応援演説での発言を受けて「誤解を招く表現は避けるべきだ」と語った。訪問先の山形県酒田市で記者団の質問に答えた。
上川氏は18日の自民党が推薦する候補への応援演説で「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と発言した。19日に撤回した。