【障がい学生支援センター】情報保障講習会を開催 ~音声認識アプリの活用&ポイントテイク~(2024年4月23日『福岡大学』)

 福岡大学では、2024年4月に障がいのある学生の相談窓口として、「障がい学生支援センター」を新設しました。

 4月9日(火)には、特定非営利活動法人障がい者相互支援センターMCPの本田いずみさんを講師としてお招きし、「情報保障講習会~音声認識アプリの活用&ポイントテイク」を開催し、学生6人、教職員1人が参加しました。

 本講座前半では、「障がい理解」について、動画でサイレントワールド(聞こえない状態)を体感するなど、障がいの特徴や基本的な手話の使い方について詳しく学びました。また、UDトーク音声認識と自動翻訳ソフト)アプリを使って、実際にグループトークを行いながら操作方法も習得しました。

UDトーク・パソコンテイクに入る前に基本的な手話の使い方を学んだ

実際にUDトークアプリをダウンロードし、グループで実際に試す

 本講座後半では、実際の授業を想定した練習を行いました。UDトークの修正やポイントテイクのコツを学び、支援と同じ形態で実践練習を重ねることで、より具体的な支援方法を掴みました。

ポイントテイクを実際に行い、参加者間で内容を確かめる

 最後に、UDトークとポイントテイクの役割、個人情報の保護、不具合時の対処法、便利な使い方、マナー等についても、理解を深めました。

 講座終了後も参加者間で交流を深める場面が多々ありました。

ボランティア説明会では職員がボランティア登録を呼びかけ、終了後は参加者同士で交流を深めた

 参加者からは、「初めての経験だったが、とても勉強になった」「教員志望のため、将来に役立てたい」「自分の研究に生かしたい」「介護の現場や高齢者向けなど、他の分野でも活用できるのではないか」などのさまざまな声が聞かれました。

 次回は、5月から6月にかけて、学生、教職員を対象にパソコンテイクを開催します(詳細はFUポータル等で案内)。