詩人の谷川俊太郎氏(92)が、10日に書籍「生きてるってどういうこと?」(絵・宮内ヨシオ氏)を発売した。
同書は「生きる力」「幸せ」についてうたった谷川氏のことばに、動物や植物たちの生命力を強く、美しく、精緻に描く宮内氏の透明水彩のイラストを合わせた一冊。
昨年12月に92歳の誕生日を迎えた谷川氏は、製作の経緯について「『生きているってどういうこと?』と、一度でも考えたことがある人に、この書籍を手に取ってほしい。ものごころついてから、ずっと自分自身に問いかけてきたことを皆さんと分かち合っていきたいと思った(から)」と説明。“自身にとって生きるとは?”という問いには「生きているうちは『生きる』がどういうことか、なかなか分からない。死んでから答えが見つかるんじゃないかなと思います」と回答した。
「疲労も、失望も、絶望も、豊かな『生きていること』の部分」と谷川氏。「そこに生きるエネルギーが常に隠れています」とのメッセージを寄せた。
柳徹子さん、大絶賛! 「絵の色が美しい 詩の色にピッタリ。どんな気持ちのときにページをめくっても心が癒される。パンダの友達が全ページにいるのも気に入った!!」 有名人も絶賛する、生命力を上げるアート名言集。
動物や植物たちの生命力を強く美しく、そして精緻に描いた宮内ヨシオさんの透明水彩のイラストと、「生きる力」や「幸福」についてうたった谷川俊太郎さんのことばを合わせ、より深く絵とことばの世界観を表現します。
生命そのものが持つエネルギーを感じ、生きる力と生きる喜びを味わえる本です。見開き完結の構成で、どこからでも読めるスタイル。仕事や家事・育児などで疲れてしまったとき、明日への活力がわかないとき、自信を失ってしまったとき……心がどうしようもなくなってしまったとき、この本を開いてみてください。
そこには、弱ってしまった自分にエネルギーを与えてくれる、絵とことばがあります。
動物や植物たちが、自分のいのちを健気に受け止め、生きる世界があり、いのちに感謝し、自分や世界への愛をうたうことばがあります。
ゆっくりと絵とことばを眺めて心で味わうことで、自然と気力がわき、明日へと一歩踏み出すことができます。いのちとは何か、生きるとは何か、幸せとは何かを考えさせられる1冊。
「生きてるってどういうこと?」特設サイト 谷川俊太郎さん×宮内ヨシオさんのスペシャル対談も! https://special.kobunsha.com/ikiteru/
報知新聞社