4月28日投票 衆議院3補欠選挙の主な候補者出そろう(2024年4月8日『NHKニュース』)

 選挙

4月16日に告示される衆議院の3つの補欠選挙は、各選挙区で主な候補者が出そろいました。選挙結果は岸田総理大臣の今後の政権運営衆議院の解散戦略に影響を与えることも予想されます。

議員の辞職や死去に伴う衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の3つの補欠選挙は、4月16日に告示され、28日に投票が行われます。

東京15区

このうち、東京15区は、柿沢未途・前法務副大臣が去年4月の江東区長選挙をめぐる事件で公職選挙法違反の罪に問われ、衆議院議員を辞職したことを受けて行われます。

これまでに立候補を表明したのは8人です。

立憲民主党の新人で、元江東区議会議員の酒井菜摘氏(37)。

日本維新の会の新人で、教育無償化を実現する会が推薦する元会社員の金澤結衣氏(33)。

◇参政党の新人で、看護師の吉川里奈氏(36)。

◇無所属の新人で、参議院議員須藤元気氏(46)。

◇無所属の元衆議院議員、秋元司氏(52)。

◇無所属の新人で、作家の乙武洋匡氏(48)。

諸派の新人で、大学客員教授の飯山陽氏(48)。

諸派の新人で、IT関連会社経営の根本良輔氏(29)。

自民党は公認候補の擁立を見送ることを決め、対応を検討しています。

島根1区

島根1区は前の衆議院議長細田博之氏の死去に伴って行われます。

これまでに立候補を表明したのは3人です。

自民党の新人で、元中国財務局長の錦織功政氏(55)。

立憲民主党の元衆議院議員亀井亜紀子氏(58)。

諸派の新人で、社会福祉法人理事長の佐々木信夫氏(85)。

3つの補欠選挙で事実上、与野党が対決する唯一の選挙区となりました。

長崎3区

長崎3区は、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で谷川弥一氏が立件され、衆議院議員を辞職したことに伴って行われます。

これまでに立候補を表明したのは2人です。

立憲民主党の現職で、社民党が推薦する山田勝彦氏(44)。

日本維新の会の新人で、教育無償化を実現する会が推薦する学習塾経営の井上翔一朗氏(40)。

自民党は公認候補の擁立を見送ることを決めています。

3つの補欠選挙は、政治とカネの問題や経済政策などをめぐって論戦が交わされる見通しで、選挙結果は岸田総理大臣の今後の政権運営衆議院の解散戦略に影響を与えることも予想されます。