自民党の派閥の裏金事件を受け、岸田総理が自ら説明する場として最初に選んだのが熊本です。そこであげられたのは自民党や総理への不満の声でした。
【写真を見る】“裏金事件”や“青年局問題” 抱える自民党 岸田総理は何語る「政治とカネの問題につきましては…」 車座対話に初参加『国民の怒りは沸点に」
自民党県連を訪れた岸田総理は党員と一般の有権者を前に政治とカネの問題で不信を招いていることを陳謝しました。 岸田文雄総理「大変肩身の狭い思いをさせてしまっていること。心からおわび申し上げる次第でございます」 この「政治刷新車座対話(せいじさっしんくるまざたいわ)」は自民党の幹部が全国を回り地方組織や党員などから意見を聞くというもので、岸田総理が出席するのは初めてです。 この場で、出席者からは厳しい声が…。
「自民党派閥が招きました政治不信につきまして、多くの国民の怒りは今 沸点に達していると」 「青年局の問題 その他いろいろな個人の問題が噴出しておりますが、議員としての倫理感が欠如しているのではないかと」 これらの意見を受け岸田総理は。 岸田総理「政治とカネの問題につきましては大変厳しいご意見を頂きました。
再発防止の観点から政治資金規制法の改正など具体的な法改正についても本国会において結果を出していかなければならない」 県連の執行部は、先月の知事選について「逆風の中、党が推薦した木村さんは当選できたがこれが国政選挙だったら厳しい結果になっていた」と早期の改革を求めたということです。
また、菊陽町にあるTSMCの子会社「JASM」の視察に訪れた岸田総理は、TSMCの魏哲家(ぎ てつか)CEOと意見交換しました。 岸田総理「『熊本での大規模なプロジェクト』が全国を元気にしていく、そういうことにつながっていくことを期待しています」 その中で、魏CEOは日本政府や関連企業の支援、協力に感謝の意を示し県内での建設が決まっていた第2工場について次のように述べました。 TSMC魏哲家CEO「第2工場も熊本県菊陽町に建設される予定です」