「理想の結婚は?」愛子さまは「両親がすてき」と誠実に ユーモア、キッパリ…内親王たちの結婚観の答え方(2024年4月7日『AERA.COM』)

 心を動かされる出会いはありましたか?――天皇、皇后両陛下の長女、愛子さまが2日、日本赤十字社への入社に際して宮内記者会の質問に文書で回答し、「結婚観」についての答えが話題になった。これまで女性皇族は結婚について、ユーモアを交えたり、キッパリ自分の考えを話したり、質問の答えから人となりが垣間見える。愛子さまが生まれた2001年から皇室番組の放送作家を務めるつげのり子氏も、愛子さまの答えから「らしさ」を感じたという。

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 愛子さまは2日、日本赤十字社への入社に際して、宮内記者会の質問に対し、文書で回答された。

  質問「ご成年の記者会見ではご自身の結婚について『まだ先のこと』と述べられていましたが、理想とする時期やパートナー像、結婚観について現在のお考えとともに、両陛下からのご助言があればお聞かせください。これまでに心を動かされる出会いはありましたか」

「成年の会見から2年が経過いたしましたが、結婚への意識はその頃と変わっておりません。一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております。

 両親から具体的なアドバイスを頂いたことは特にございませんが、両親のようにお互いを思いやれる関係性はすてきだなと感じます。

 心を動かされる出会いというと大げさに聞こえるかもしれませんが、私にとっては、これまでの出会い全てが心を豊かにしてくれたかけがえのない宝物であり、深く感謝しております。これからもさまざまな出会いに喜びを感じつつ、一つ一つの出会いを大切にしていきたいと思います」

   つげ氏は、愛子さまの最近の「結婚観」について注目していたという。

 3月の学習院大卒業にあたって、宮内記者会からの質問は結婚についてのものも含めて複数あったが、回答があったのは1問だけ。大学生活を振り返り、海外留学や大学院進学への希望をたずねるものだった。

太田裕子

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