性被害の訴えに対し天台宗が住職に聞き取り調査を行いました。 18日、滋賀県大津市の天台宗の事務所に呼ばれたのは四国にある寺の住職の男性(60代)です。
四国に住む50代の尼僧・叡敦さんは2009年からおよそ14年間にわたりこの住職から日常的に性的暴行などを受けていたと訴えています。
被害訴える尼僧「14年たってようやく土俵に乗れたかなという気持ち」
叡敦さんは、親戚の大僧正(80代)に一番弟子として住職を紹介されていて、この2人が信仰心を利用して長期にわたり洗脳したことで心理的監禁状態に置かれたとして、天台宗に2人の僧籍の取り下げを求めています。
(性被害を訴える尼僧・叡敦さん) 「14年たってようやく土俵に乗れたかなっていう気持ちでいっぱい。これからだなっていうふうに思っています」
調査に住職「真実語った」
こうした訴えを受け、天台宗は18日午前、住職から直接事実確認を聞き取る調査を行いました。
(聞き取り調査を受けた住職) 「真実を語ってきまして、内容は一切口外しないようにと」
「(Q真実とは何ですか?)それ以上は・・・」 天台宗によりますと、現時点で調査結果を対外的に発表する予定はないということです。