今回の問題を受けて、自民党は森山総務会長ら党幹部が関係議員などに行った聴き取りの結果を15日、報告書として公表しました。
報告書では安倍派と二階派の現職議員など85人に、派閥のパーティー券収入を議員側に戻す還付金などが確認され、おととしまでの5年間の総額が5億7949万円にのぼるとしています。
また当時から還付金などがあることを認識していたのは32人で、このうち11人は収支報告書に記載がないことを認識していたとしています。
さらに安倍派では、還付が場合によっては20年以上前から行われていたこともうかがえるとしているほか、所属していた議員から派閥幹部の責任を問う声が数多く上がったとしています。