必要なのは「99%の努力」(2024年2月11日『琉球新報』-「金口木舌」)

 1847年2月11日、米国の発明王トーマス・エジソンが生まれた。白熱電球や蓄音機など、現在につながる技術を数多く生み出し、人類の未来を切り開いた

エジソンは「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」と語った。新製品の開発を目指して挑戦をやめず、試行錯誤を繰り返したはずだ。「99%の努力」は成功するための大きな力となった


▼県内ではプロ野球やサッカーのチームがキャンプを張る。全体練習の終了後も個人で設定したメニューをこなす選手もいる。結果を残すために、誰にも負けないくらいの努力が必要だと教えてくれる


▼歴史に名を刻む発明家もプロのスポーツ選手も、自らの能力を開花させるため努力を惜しまなかった。自分を信じて汗を流し続ければ、私たちも持っている能力を伸ばせると信じている


▼県内では大学や高校などの受験シーズンを迎える。目標達成のため「99%の努力」が必要なことを忘れずにいたい。エジソンが残した言葉を胸に刻みながら前進すれば、一人一人の未来は大きく花開くだろう。