日本テレビのヒットドラマ「花咲舞が黙ってない」の新シリーズが9年ぶりに制作され、女優の今田美桜(26)が主演する。4月から7年ぶりに復活する土曜午後9時台の新ドラマ枠で放送される。
銀行員の主人公が職場で起きる不祥事を解決していく物語。杏(37)の主演で2014年と15年に放送され、平均世帯視聴率はそれぞれ16.0%、14.5%だった。
この2シリーズは池井戸潤氏の「不祥事」が原作だったが、今回はドラマタイトルと同名小説(17年刊行)が原作。
池井戸氏は「花咲よ、風になれ!」とエールを送った。制作会社関係者によると、日テレでは昨年10月期放送「セクシー田中さん」の原作者芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題を受け、現場と原作者側の意思疎通が入念に行われているかの確認作業が開始され、今作についても「同様に行われたようです」(同関係者)と話している。
クランクインを控える今田は「視聴者の皆さまが爽快な気持ちになれるような、そんな土曜日にできたらうれしいです」と抱負。25年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」のヒロインを務めることも決まっており、朝ドラヒロイン(13年後期「ごちそうさん」)の先輩でもある杏が演じた花咲舞にどう成り切るか、注目される。
≪半沢直樹も登場か≫今作の原作小説「花咲舞が黙ってない」には、同じく池井戸氏が原作を手がけてヒットしたTBS日曜劇場「半沢直樹」シリーズの主人公、半沢直樹が登場している。今作で登場はあるのか、登場した場合はどう描かれるのか――。
また、過去2シリーズで杏演じる花咲舞には決めせりふ「お言葉を返すようですが」があった。今田演じる新シリーズの花咲舞に決め言葉はあるのか、ある場合はどのようなせりふになるのか――。早くも見どころにあふれる作品となりそうだ。
今田美桜(左)と杏(TOKYO-SPORTS)